2025年4月27日放送の「Mobile Tech Lab」第4回放送のアーカイブです。
懐かしのポケベルについて。そして、携帯電話を0円で購入できた時代について語りました。
目次
オープニングトーク
世間はそろそろゴールデンウィークに差し掛かろうというところですが、お二人はゴールデンウィークのご予定は?
万博に行こうと思ってます。某携帯電話会社・通信会社の社長が子供の頃につくば万博に行って科学に目覚めて技術者になり、今や社長になったという話を聞きました。
とはいえ自分も昔つくば万博に行ったんですけど、その時は家族4人で行ったものの家族バラバラの状態になってしまって、つくば万博の会場内で2対2でバラバラになって全然当時携帯電話はなくて会うこともできず、なぜか夕方になってなんとか、家族が再会することができたっていう思い出しか残っていなくて。
万博で何を見たかって実は覚えてないんですけど、そういう万博の思い出が子供の頃できるので、うちの子供にも何か経験させたいなと思って。
じゃあ将来はキャリアの社長に。
目指せって感じですね。
北さんは?
まだ何も予定組んでないんですけど、ゴールデンウィークの前半に、キャンプに行こうかなと思っております。
キャンプ結構行かれてますよね。
キャンピングカーを去年衝動買いしてしまったので、それでちょっとキャンピングカーでどっか行きたいなと思って。ゴールデンウィークって、どこ行っても混むじゃないですか。どっかホテル泊まるとかじゃなくて、ちょっと適当に空いてそうなところを狙ってキャンピングカーで行こうかなと。
プライベート感もありますしね。
キャンピングカーって買うと年間どれぐらい稼働するんですか?
真面目な話、自分が使うの月に1回か2回ぐらいで。一応買い物とかでも使うからいいんですけど、
れ以外の時にCarstayっていうサービスがあって、それでカーシェアで貸し出してるんですよ。
運用できるんですね。
そしたらうちの車がすごい人気が出てしまって、自分は月に1回ぐらいしか使わないのに、他の人が月3回とか4回とか使うので、気が付いたら1対9ぐらいの割合で他の人が使ってるみたいな。
結構儲かるんですか?
儲からないですね。残念ながら。
さすがにキャンピングカー代回収するまでは全然いかない?
行かないんですけど、維持費は全然回収できてるんで維持費ゼロでキャンピングカー持ってるみたいな感じです。
そんなビジネスが。
今度借りよう。
私はこの番組を自分が担当していてなんですが、ゴールデンウィークは温泉にいってちょっとモバイルから離れる時間を。お風呂の中でデトックスをしようかなと。大浴場にいる時だけじゃないですか。離れられるの。なので、強制的に行くようにしています。
ポケベル
お送りしている曲は国武万里「ポケベルが鳴らなくて」です。「ポケベルが鳴らなくて」かけないんです。か?っていろんな方に言われたので、ついこの曲を私も推薦させていただいたんですけど、皆さんポケットベルをお持ちでしたか?
自分はポケットベル盛り上がってる時代が中学から高校生だったんですけど、送る相手がいなかったということもあり、ポケベルはスルーしてましたね。
北さんはどうでしたか?
私は世代が若干違って、高校生の時にみんな携帯電話・PHS(通称ピッチ)を持ってました。ポケベルはうちの姉が持っていて、3つ上の姉なんですけど、姉が高校生の時にポケベルで彼氏に送りまくってて気が付いたらすごい金額になってたって思い出があります。
私は女子高で自分は持ってなかったんですけれども、休みの時間になると公衆電話の前に行列ができて、休みの時間に自分の彼氏にどれだけメッセージを送れるかみたいなみんなでやってるのを眺めてました。
ちなみにポケベルって1から説明すると、名刺大サイズぐらいの大きさの機械で、番号が表示されるのが一番最初なので、「ここに電話してくださいね」っていうのを連絡したりとか、その後に仮名とかが送れるようになりました。
仮名で送るためには公衆電話とか普通の電話機の番号を、プッシュボタンを押すことによって番号でそれを仮名に変換して送るので、学校の昼休みにみんなが公衆電話に行ってた。
暗号表みたいな形でポケベルの変換の本とかもありましたね。
初めての携帯
というわけで、ここからはモバイル思い出話です。今日は「初めての携帯」というお話していこうかなと思いますけれども、初めての携帯電話は何をお使いでしたか?
自分は大学の時にちょうど携帯電話会社が2社から4社になるっていう、タイミングだったんですよ。
関東ではドコモがあって、IDO・ツーカー・デジタルホンの4社体制になって、今までレンタルだったのが
買うことができるようになりました。
当時のデジタルホンとかツーカーがユーザーを増やさなきゃいけないっていうので、携帯電話をタダで配りまくったんですよ。
その時に自分は大学生だったんですけど、いち早くそれをゲットして当時一番最初に持った携帯電話がデジタルホンでNokia DP-152。すごいゴツい機種でしたね。
北さん何をお持ちでしたか?
正確な機種までは思い出せないんですけど、高校卒業して大学1年生の時に自分でバイトをして携帯を買いました。
その時に学割っていうのがauで始まったぐらいだったんで、その時に当時付き合っていた彼女と一緒に携帯を持とうと甘酸っぱい思い出がありながら。たしかカシオの白いパカパカの携帯を持っていて、楽しかったですね。
私は携帯よりも先にPHSを持っていたんですけど、京セラのPHSで20文字くらいしかカタカナのメッセージが送れないもので、ポケベルの次、みたいなものだったんです。
友達と夜にメッセージをカタカナで送り合うんですけど、20文字ぐらいしか入らないので、いかに厳選されたキーワードで五七五みたいな形で一生懸命考えてた記憶があります。
携帯は大学になってからなので、富士通のシリーズが最初だったかなとなんとなく覚えています。
当時の携帯電話は高かった
当時は携帯電話高かったこともあってPHSが出てきたという感じですし、PHSって元々家にあったコードレス電話の発展形みたいな感じのものなので安くて。
当時基本料金2,700円ぐらいだったと思うんですけど、安く持てますよというので、若い世代に売れたという感じでした。
ただ、今まで以上に繋がらないとか、移動中には消えてしまうとか、っていう風に言われたので、なかなかメジャーまでにはいかなかったのかな。高くてもいいから繋がりやすい携帯に、みんな行ったという感じですね。
お仕事で携帯電話を使われている方の最初のイメージってバブル期の平野ノラさんみたいな、「しもしも〜」っていう肩に掛ける電話とか、あと私の知人があれに近い初代携帯電話みたいなものを持ってた記憶がうっすらあるんですけど、すごく高級なものだったんですよね。
むちゃくちゃ高級でしたね。
会社に支給されてみんな持ってたっていう感じでしたよね。昔は通話料金もすごく高かったですし、定額制もなかったので、割と高校生・大学生が高いお金を払わなきゃいけなくて親に怒られてなんてことよくありましたね。
大学一年で初めて買ったんですけど、メールしか使えないというか、電話が高くて使えないっていうイメージで。でもメールも1通数円するみたいな感じで、今ってメールいくら打っても変わらないじゃないですか。すごい時代になったなと思って。
いまLINEで送り合う時って「あ、そういえば」で送信して、その後「明日のことだけど、」みたいな細切れに送れるじゃないですか。あれがちょっと、当時は考えられない状況で。
一通でも一円二円かかってたので、「え?まじ?」とか、で一通使うのがもったいないみたいな。
多種多様な機種があった
でも当時各社、今のスマートフォンよりもすごくいろんな多種多様な携帯がありましたね。
当時は、携帯電話会社がいろんなメーカーに作ってもらって、しかもそれぞれのメーカーが個性のある電話を出してました。デザイン的にかっこいいものもいっぱいあったし、デザインで選ぶというような感じもありましたし。ものの選び方が楽しかったなって感じしますね。
Nシリーズでみんながパカパカするのを持ちたいとか、ソニーだと録音の機能が違うとか、本当に多種多様でしたよね。
やっぱり思い出深いのは、INFOBAR(NISHIKIGOI)が出た時に衝撃受けました。
NISHIKIGOIと言われるINFOBARのシリーズの、AppleWatchのケースが売られてたりするぐらい
人気のデザインですね。
だからね、INFOBARっていうauが出していた、auDesignprojectが出してた携帯で、深澤直人さんってデザイナーの方が担当されたと。その辺もね、KDDIって非常にうまいというか。デザインの携帯を作ったというところで。
0円携帯
当時を振り返ると、携帯電話を0円や1円で投げ売りするような時代っていうのは、なぜ訪れたんですか?
ビジネスモデルが他のものとは違うといいますか。携帯電話っていうのは端末代は本当なら何万円もするんだけど、まずは最初にばら撒いて1円・ゼロ円でばら撒いて使ってもらって、毎月毎月高い通話信料金で回収していくというようなビジネスモデルなので、かなり考えられた画期的な海外にはなかったビジネスモデルなのかなという感じですね。
当時からその実質無料という言葉はそれをきっかけに何か広まったような気がしますもんね。
あの携帯電話の売り方によって日本のユーザーは携帯電話の端末代にお金をかけなくなった。
あの時代を覚えているからっていうのはありますよね。
端末はタダで買うもの・貰うものという感じが根付いてるので、総務省はそれやめなさいよって言い始めたので、ソフトバンクは色々と分割払いにさせてしかも分割払いするんだけど、その分、分割で割引を適用して結果として端末はかかりませんよみたいなことをやったりとか、総務省の横槍によって、いろんな売り方というのができたかな。
総務省としてはエコ的な意味でだったのか、それとも競争を正当化するというか、何が目的だったんですかね?
端末代はゼロ円・1円だけど、毎月の通信料金が高いじゃないかと海外に比べても高すぎるだろうというので、国民の負担である通信料を安くするためにはそういった端末の割引はやめなさいよと。端末はちゃんと成価の端末代金で買ってもらいなさい。その代わり月々の料金を安くしなさいよっていう考え方で、ずっと総務省と携帯電話会社が戦ってきたわけですよね。
でも今でも、月額1円で買えるプランというものもありますものね。あれの仕組みってどうなってるんですか?
今の場合ですとそれこそ下取り前提というか。2年後に返すっていうような前提になっていて、iPhoneであれば2年後もそれなりに高い値段だからそれを割引と見なしてその分だけ安くしますよ、ということをしていたりもするので、結構分かりにくくなっているというか。なんでこの値段なんだっていうのは、一般の人には分かりにくくなってるのは感じますね。
各社のプランが複雑ですよね。
2年縛り・ナンバーポータビリティ
でも北さんは現場でそういった移り変わりも少し見てきたのかなと思いますけれども、今となってはその携帯の売り方とか、当時との違い、どう思われますか?
やっぱり一番大きかったのが2年縛りみたいなものが出てきて、2年間を分割で払ってその分通信料を割り引きますよっていうので、囲い込みみたいなものが起きていて。
それがすごくユーザーにとってはある程度不利益というか、他社に移るのが面倒くさくなるような感じになってたので。
しかもその2年後にチャンスを逃すともう1年みたいな。途中解約すると手数料がかかりますみたいなのがあったので、そういうのを総務省が止めさせていって、今は2年縛りはないけれどもクレジットカードの分割払いみたいな感じで買えますみたいな感じになってきてますよね。
ナンバーポータビリティが始まったことで、すごくキャリアの移動もできるようになりましたもんね。
ただ、ナンバーポータビリティ導入された時でも、総務省としては移動させて競争させて料金引き下げようとしましたけど、なかなか移動する人はいなくて。
例えば、料金プランで2年間縛るっていうのもあるし、いま北さんがおっしゃったように、2年後には解除料が発生しないタイミングがあってそれ以外は解除料がかかるとか。あと、端末の分割ってのもあります。
昔は長期割引みたいなものもあって、長く契約すると安くなるとかってあったりとか、あと今でも行われてますけど、家族で固定回線契約すると安くなるとか、あと複数回線で安くなるとか、っていうのがあるので、ナンバーポータビリティやるけどもみんなグルグル回ってるかっていうとごく一部の人しかグルグル回ってないっていう。
価格にセンシティブな人。とにかく安くしたい人たちっていうのは、もうどんどんどんどん積極的に移っていって。移る時のキャンペーンみたいなもので。
ちょっと何かお得なものがもらえたりとか、ポイントが返ってきたりとか、ありますよね。
半年半額とか、1年間は安くなりますとか、っていうのが多いので、そういうのを渡り歩く人が結構多いですね。
だから昔は端末タダでしたよってのがありましたけど、だんだんそれはもっと激化していって。商品券あげますよとか。
一時ひどかったのは、家族4人で契約してくれたら沖縄旅行をあげますよ、みたいな時代もありましたよね。
ユーザーにとってのいい選び方というのと、もちろん総務省にとっての困るべきものと、キャリアにとってのこうしたいっていう気持ちはそれぞれですものね。
そこの駆け引きがあったりもしますし、リスナーさんにお伝えしたいのは、何も考えずに同じ会社を契約してると、それが結構損だったりもするので、やっぱり自分のデータ容量をどれだけ使ってるかとかチェックした上で、まずは自分の契約しているキャリア携帯電話会社の中から最適な料金プランを選ぶ。
それよりももっと安くしたいんだったら、格安スマホ・MVNO選ぶというような、常に自分のデータ容量と払っている料金プランが、見合っているのかっていうのを考えながら生活するとだいぶ得するんじゃないのかなと思います。
SIMについて
昔の携帯からの移り変わりというところで言うと、私は携帯電話・PHSを使っていた頃はSIMというものをほとんど意識したことがなかったんですが、スマートフォンになったら「何だ、このSIMっていうのは」っていうことに気付きました。
この中に電話番号とか全部入ってるんだなっていうのを初めて実感できたんですけど、意外と皆さんいまだに、分かってらっしゃらない方も多いでしょうし、そんなに気にしてない方もいらっしゃいますよね。
昔、PHSの頃はSIMなかったので、端末にもう直がけでした。eSIMといったらeSIMかもしれないですけど。
SIMカードっていう仕組みが携帯の後期ぐらいから出始めて、スマートフォンで当たり前になって乗り換えやすくなったとはいえ、一般のユーザーはなかなか、知らなくてもいいことだったりするので、同じ携帯電話・スマートフォンを持っていても、SIMさえ変えれば携帯電話会社を変えられると。しかも安いところに乗り換えられるというのは、意識して生活するとだいぶ変わってくるのかと思います。
SIMフリーの端末が増えたっていうのと、キャリアのSIMロックがなくなっていってるっていうのが一番大きいです。
それとナンバーポータビリティとっていうので、だんだん携帯会社を移動するのが楽になっていったのかなとか、障壁がどんどん下がっていったかなっていうのは、感じるところかなと思います。
物理SIMとeSIM
あと、最近私が聞かれたのは、物理SIMカードとeSIMカードはどちらがいいんですか?っていうのを結構聞かれることがありまして。
物理カードは小指の先ぐらいに載る、microSDぐらいのものがスマートフォンの横に、SIMピンで挿して入るものなんですけど、「どっちの契約にしますか?」って言われた時にお二人はどちらをおすすめしますか?
一長一短あるんですよ。SIMカードっていうプラスチックのICチップのカードだと自分で気軽に、例えばiPhoneからAndroidへ移すことが可能になってるんです。
eSIMと呼ばれる、プラスチックのカードがなくて契約情報を直接スマートフォンに書き込むものだと、例えば、別のスマートフォンに、情報を書き換えようと思うと一回携帯電話会社のサイトにアクセスして
自分のマイアカウントから色々手続きしないと移せないとか。
一方で、iPhone同士。古いiPhoneから新しいiPhoneに変える時には、iPhoneの設定画面というか、設定していく画面の中から移すこともできたりもするので、簡単だったりするんですけど、その辺の手順が面倒くさいところもあったりもするので。
ただ一般の人はそんなにSIMを替えることはないと思うので、それはどっちでもいいのかなって気もちょっとします。
キャリアによって、テレコムキャリアというか、MVNOで多いんですけど、eSIMをiPhone同士で移動させようとすると、移動できませんってエラーが出てくることがあって。そういう時には再発行ってのをやらないといけなくて、お金がかかってしまいます。
なので、自分が使ってるMVNOとか格安SIMなり電話会社だったりっていうのが、eSIMの移動にお金がかかるのか・かからないのか、っていうのをチェックしてもらった方がいいのかなっていうのが一つ。
あとは、どうしても物理SIMって基本1枚しか刺さらないので、やっぱり複数回線持つんだったら1枚は物理SIMでやって、2回線目・3回線目はeSIMでいくとか、その辺はちょっと使い分けかなという気はします。
最近逆に物理SIMが刺さらなくなってる端末とかもあったりするので、そういう意味では個人的には基本的にはeSIMにしておく方が、利便性は高いかなと思うんですけど、格安スマホとかだと再発行にお金がかかるっていうのがあるので、移動がめんどくさいってのはあるかなと思います。
これは1台のスマートフォンに対していくつもSIMを入れることができるっていうことも、意外とニッチな情報かもしれないですね。
なので、1回線目は例えば電話がよく繋がるような会社にしておいて、2回線目は使い放題の会社にするとか。そういう組み合わせでやっていくと、トータルで見ると2回線使ってるんだけど安くなる、みたいなことはあるのかなと思います。
エンディングトーク
Mobile Tech Lab。今日もお別れの時間となりました。北さん石川さん、今日の放送いかがでしたか?
初めて携帯持った時のワクワク感みたいなものや甘酸っぱい気持ちをちょっと思い出しながら…。
カタログとか、見て「どれにする?」なんてね。
やった思い出を思い出してちょっと切なくなりましたね。
石川さん、いかがでしたか?
思い出話をしているはずが、なぜか最終的にeSIMの話になるっていう。最先端の話で終わるっていうのはちょっと意外でしたね。
携帯の基本的な知識って意外と皆さん知らなかったりするので聞かれるんですけど、私もどう答えたらいいかなと思うことが結構あるので、すごく勉強になりました。
この辺もまた今後、深堀したいなと思います。