2025年5月18日放送の「Mobile Tech Lab」第7回放送のアーカイブです。
「携帯料金値上げ戦争」をテーマに話しました。後半では「懐かしの変態端末」についても話してます。
目次
オープニングトーク
先週ちょうど日曜日で母の日だったんですけれども、皆さん母の日何かされましたか?
私は母の日に向けて、母親にiPhone16eを買い与えました。iPhoneSEが充電できなくなったっていうので、2020年発売のものだったので壊れたかなと思って、しょうがないから新しいの買い、実家に帰り、やっぱり充電できないのでしょうがないからiPhone 16eをセットアップしてやってたら、試しにiPhone SEの、コネクター部分を爪楊枝でガリガリしてみたらゴミがボロボロ落ちてきて。ケーブルを差してみたらリンゴマーク光るみたいな感じでした。
ただiPhone SEってことは指紋認証じゃないですか。あれが年配の人が使いやすいとか、ってずっと言われてて果たして最新のiPhone 16eって大丈夫なのか?顔認証で大丈夫なのか?とちょっと心配したんですけど、実際に使ってもらったら全く問題なく。
みんな指紋認証いいじゃないかっていう風に言ってますけど、あんまりその辺がシニアも別に関係ないのかなと。基本的なiPhoneの操作性はしっかりしてるので、新しく乗り換えても違和感なくすぐ使えたっていうところは新しい発見だったかなと思いましたね。
やっぱりシニアと携帯の関係も変わってきてますよね。
そうですね。昔らくらくスマートフォンみたいなやつが流行った時期もあって、うちは母親は10年ぐらい前のらくらくホン的なやつを使ってるんですけど、うちの父親はもう最初からiPhone使っててそっちの方がむしろ分かりやすいみたいな。
自分が教えやすいっていうのもありますよね。
シニア向けのスマートフォン各社頑張ってますけどね。子供に教えにくいというか操作性が全く違うので、むしろ親に買い与える時は自分が使ってて古くなったスマートフォンを買い与える方が非常に教えやすくていいんじゃないのかなと思いますね。
携帯料金値上げ戦争
さてこの番組では最新のモバイルテクノロジーを学んでいくということで、私たちが持ち寄った今注目すべきモバイルテクノロジーをご紹介していきます。本日のテーマを石川さんお願いします。
携帯料金値上げ戦争をお届けしたいなと思います。
戦争っていうと一瞬値下げかなと思いきや値上げなんですよね。
やはりこの業界ずっとここ数年値下げ競争というのが続いていました。2020年頃の菅政権によって日本の携帯料金高すぎると。世界に比べると高いんじゃないかという指摘があったので、各社値下げせざるを得なかったという状況があります。
ただここ最近はあらゆる物の値段が上がってる。電気代も上がってるというところで、各社ちょっと値上げしたいなというのを昨年後半ぐらいから言い始めてました。
という中でまずドコモがドコモMAXという新料金プランを6月からスタートさせます。こちらDAZNというスポーツ中継のサービスをくっつけて、従来よりも1000円ぐらい高くなってるというところです。
さらにKDDIも6月からau Starlink Directなどが使える新料金プランを始めます。こちらも従来に比べて300円ぐらい高くなってるということなので、今までの値下げ競争から値上げに転換し始めてきたというところは非常に注目なのかなと思います。
ただプラスアルファのオプションがありますよっていう見せ方ではありますよね。
従来と全く同じ内容で値段を変えると値上げじゃないかという反発も起きるし、みんな他のところに行ってしまうので、そうではなくていろんなおまけをモリモリにしてこんなにお得ですからちょっと許してよ
と言ったような見せ方にしてるんじゃないのかなと思いますね。
この料金プラン戦争をお二人はどのように分析していらっしゃいますか?
基本的にはサービスを良くしていこうと思うと料金を上げてくのは致し方ないところもあるというか、どっちかっていうと電気代高くなってるとか、燃料費高くなっていくと原価がかかっていくんですね。
モバイルサービスもそういう意味ではそれが価格に転換されていくってこと自体は悪くはない方向だと思いつつも、ただやっぱり利用者からしてみればもともと携帯料金って昔2万〜3万って費用かかっていたやつが5000円ぐらいまで下がってきてまた上がってきてるっていうのは、ちょっと気持ち的には複雑かなっていうのは思います。
石川さん、今優位だなと思う会社はどこですか?
各社2社が値上げを発表した後にソフトバンクも値上げするんですか?って宮川社長がかれてましたけど、結構タイミングとしては悩んでるってことを言ってました。
これ去年の段階でもう値上げしたくてしょうがないのってソフトバンクの宮川さんはめっちゃ言ってたんですけど、ただやはり先行する2社が値上げしたんで、むしろここで踏ん張ることによってお客さんを取ってこれるんじゃないかっていう考えにもなってるんじゃないのかなっていう気もします。
あと楽天モバイルも料金安いというとこでユーザーをとってきたので、ここで頑張れば他社から取れるんじゃないかという風に思っている節もあったりもするので、この辺バチバチの競争になってるのかなって気がしますね。
これって本当にキャリア各社はいつ発表するかとか、他社が何を考えてるかみたいなことって本当に全く知らない状態でやってることが基本的には多いはずですよね。
ドコモの場合はメディアには1週間ぐらい前に案内があったんですけど、その時はDAZNとのパートナーシップ説明会っていうタイトルでメールが来たんですよ。
そこで自分としては時間も一応押さえておいてここに行こうと思ってたら、前日になったらいや実は新料金プラン発表会ですっていう案内が来て、なんと!ということになったんですけど。
ただ実際に蓋を開けてみて翌日になってみたらやっぱりスケジュールを押さえてなかった人が多かったせいか若干参加者少なかったんじゃないのかなとか。
そこはちょっと握れてなかったという。
テレビ局のカメラの台数も少ないかなみたいな感じもあったので、露出も少なかったんじゃないのかなって気はちょっとしました。
確かにサービスとの提携ですってなると若干CM味もあるので、各社取り上げるにはニュースバリューがって思う方も多そうですよね。
DAZNはちょっとマニアックはマニアックですよね。
スポーツが好きな方のためのっていう印象がありますね。
一個だけちょっと質問したいことがあって、1年ぐらい前からポイントをいっぱい付ける代わりに価格高くなりますみたいなプランを各社やり始めていて。あの頃から何とかしてあげたいなみたいなのを感じてたんですけど、石川さんから見てもポイントいっぱい付けますみたいなのは値上げをするために各社がやってた施策だと思われますか?
値上げの布石としてポイント付ける代わりに値段を上げますよってことやってたんですけど、ただ分かりにくさにもなってたのかなと。結局はクレジットカードも同じ会社でスマホ決済も同じ会社。下手したら銀行も証券もって経済圏にどっぷり浸かってる人は得するけど、そうじゃない人は一向に響かないっていうこともあったので。
そうではなくて違った切り口。今回ドコモはDAZNっていう本当は月額4200円するサービスを付けたっていうのは、やっぱりJリーグファンとかプロ野球ファンからするといいプランだっていう認識になります。
一方でKDDIはStarlinkっていう衛星とスマホのダイレクト通信と、au 5G Fast Laneと呼ばれるネットワークを優先的に割り当てて速度が安定しますよというサービス提供して、通信の基本の部分を上げるということをやってたりもするので、分かりやすさというところで今年は勝負してるのかなと思います。
今は仕事で使われてる方も非常に多いので、いわゆるビジネスクラスではないですけど、ちょっといいところを用意しておいて、そのためにお金を払ってくださいねっていうのを課金する人は多いでしょうね。
なので、スマートフォンにどっぷり依存していて使ってる人からすると使い放題プランで料金高めに払って快適に使うってのもありです。
一方でもっとシンプルに使いたいという人からすると、オンライン専用のahamoとか、あとPovoとかっていう選択肢もありますし、さらにもっと安くしたい人からすれば格安スマホみたいなものもあったりもするので、昔に比べて選択肢は多いです。
そこから自分の何が使いたいのか何を優先するのかというところを考えながら選べばいいんじゃないのかなというふうに思いますね。
au 5G Fast Laneってもしかしてネットワークスライシングですか?
それがスライシングではないっぽい。
スライシングっぽくていいなと思ったんですけどね。
元々5Gってよく「なんちゃって5G」とかって言われている「4Gの周波数帯を使った5G」と、本当に5Gとしてきっちりと仕組みを使っての5Gがあるんです。
5G SAと呼ばれる真の5Gでさらにスライシングっていう、用途に合わせてネットワークを輪切りにして切った状態で提供するっていう最新の技術があるんですけど、KDDIはそれを使わずにして通信速度が1.8倍とか、2.2倍ぐらいになるようなサービスを新しい料金プランを契約している人には提供するということをしています。
いろいろ使い分けと、あとは選択がユーザーの方に課せられる時代になったのかなという気がしますね。
料金プラン見直すタイミングとしてはいいのかなと思います。
モバイル思い出話「懐かしの変態端末」
さてここからはモバイル思い出話のコーナーです。ケータイスマホにまつわるエピソードトークをお話ししていこうと思いますが、今日のテーマは「懐かしの変態端末」というところでして、昔のまだスマートフォンが出ていなかった頃からいろんな端末が出てましたよね。
単にもしもしはいはいの電話だけではなく、通信をもっといろんなことに使いましょうというのを一生懸命考えたタイミングなのかなと。日本のキャリアとかメーカーが元気だったのが、iモードが出る前だったのかなと思います。
iモードって本当は普通の電話の形に大きな画面をくっつけてインターネットが使えますよ、ということでヒットしたんですけど、その前の段階では例えば携帯電話にキーボード的な端末をくっつけてメールできますよといったものが多かったりもしました。
私はポケットボードを持っておりました。グレーでちょっと小さい、今で言うと電子辞書みたいなサイズのものだったんですけど。それでBBSだったのかちょっと何だったか忘れたんですけど、メル友掲示板みたいなのがあって同じ趣味の女の子とメールアドレスを交換してメル友で通信してましたね。ただ一通当たり10円ぐらいかかった印象がありました。
10円メールっていうサービスとくっつけて提供していたので、あれによってメールがごく一部の人達で盛り上がったみたいな。自分もその後に「エクシーレ」っていうポケットボードは携帯電話にくっつけるようなキーボード端末でしたけど、「エクシーレ」っていうのは通信機能が入ったような小さい電子辞書みたいなものだったので、自分もそれを使って何か色々としてましたね。
それは当時仕事に使える状態のようなものでしたか?
いやいやまだコミュニケーション的な、BBSみたいなね掲示板的なものだったりとか。やはり今から考えると本当にそれぞれあんまり売れてなくて。ポケットボードはヒットしたんですけど、それ以外の変態端末は全然ヒットしなかったし。
ただやっぱりあの時のドコモってすごい元気で、いろんなものを開発するメーカーと一緒になってオリジナリティのあるものを作るっていうとこで言うと面白い端末いっぱいあったなっていうとこありますし。
私は本当に私以外で持ってる人を見たことが未だにないんですけど、eggyっていう動画を再生する用の端末持ってました。小さいカメラが付いてて、くるっとひっくり返すとセルフィーが撮れるみたいな、セルフィーカメラでもあり60分ぐらい動画が撮れたんですよね。
PHSっていう通信技術を使って、その通信カードがコンパクトフラッシュっていう昔デジカメに入ってた記録メディアをガチャンと挿して、M-stageっていう動画サービス音楽サービスとかを見るっていう。
ちょっと高すぎてそういうものを見るっていうところには全然行き着かず、動画を撮ったりしてるだけだったような。
自分はその時も仕事をしていたので、そういったのを取材として触ってレビュー書いたりとかしてました。けど、まさかここに一般ユーザーがいたとはっていう。
当時20歳ぐらいだったので、だいぶちょっとマニアックな端末でした。
あの時FOMAが出た時だったのにPHSで提供されてて。ちなみにFOMAって「ザンパースー」って言うんですけど。384kbps出るっていう。当時超高速って言われてたんですけど、PHSは64kbpsなので、FOMAの方が5倍ぐらい速かったのになぜかPHSで提供されたっていう。
当時も今もですけど、日本ではあまりBlackBerryが流行らなかったみたいな背景もありましたけど、BlackBerryってやっぱり洋画とかを見るとビジネスマンがカチャカチャっと押してるのがかっこいいみたいなシーンがたくさんありましたよね。
海外の場合ですとフルキーボードの方がウケが良かった感じですし、日本のユーザーからするとパソコンから来ているフルキーボードよりもテンキーの方がマッチした。だからこそiモードがヒットしたっていう感じもあるかもしれないですね。
北さんは何か変態端末持ってましたか?
僕はどっちかっていうとPDAとかハンドヘルドPCっていう、Windows CEみたいな懐かしのやつを使ってたんで、どっちかっていうと通信用のカードを挿して使うタイプのものをいくつか持ってたかなっていうのと、携帯電話としては普通の端末を持って自分のガジェットとしてハンドヘルドPCを使ってたっていう時期が2001年ぐらいからあったかなと思います。
やっぱりこの業界の人達はかなり前からそういう先進的な端末持ってることが多かったんですね。
公衆電話の上にパソコンを置いて通信してる人も当時いましたよね。
公衆電話で昔、ISDN使えたんですよ。
あれはどういう仕組みだったんですか?
単純に昔の電話の通信ってモデムっていうのを使ってガーガーピーピー言いながら繋いでたんですけど、そのモデムカードっていうのをパソコンに挿してそれを公衆電話に繋ぐと使えるっていう。厳密にいうとISDNなので、モデムでもないんですけど、ISDNが使えるカードを挿して公衆電話に繋ぐとだいたい64kbpsぐらいで通信ができるっていう仕組みでした。
あれいくらぐらいだったんですかね。
普通の電話代と変わらず繋げてたんじゃないですかね。ただアクセスポイントっていうのがあってそこの中での料金っていうか、03の中だったら03の市内電話として使えたはずです。
大手だと各市外局番ごとにそういうプロバイダの接続のアクセスポイントがあるんですけど、小さいところだと、例えばここの市区町村だったら使えるんだけど、別のところに行くと市外局番になっちゃうんで1分10円とか。市内だったら3分10円で使えたみたいな感じです。
離れるごとに高くなっていくみたいな。それでビジネスマンの皆さんメールを送ったりとか、データ送ったりされてたんですかね。
そう考えればモバイルって素晴らしいなって改めて思いますよね。新幹線の中からもバンバンメールを打てて、しかも動画が見れてってことを考えると。
最近飛行機でもできちゃいますもんね。
飛行機でも使えるように楽天のプランの発表もありましたもんね。今後圏外になるところがなくなるんだろうなって思ったりしています。
エンディングトーク
Mobile Tech Lab。今日もお別れの時間となりました。北さん石川さん、今日の放送いかがでしたか?
変態端末の話が変態すぎて若干ついていけてなかったっていうところがありました。
石川さんは?
弓月さんからeggyの話題が出るとは。なかな弓月さん筋金入りだなと改めて感じました。
本当に誰も見たことない。まだうちに端末あるので、写真を投稿して反応見てみようかなと思っております。