2025年6月22日放送の「Mobile Tech Lab」第12回放送のアーカイブです。
今回は、サブブランドとMVNOの違いについて解説していただきました。後半ではドコモの絵文字が終了したことについても触れました。
目次
オープニングトーク
先日YouTube特別版ということでプレミア公開がちょっと前にありましたけど、皆さんすごくコメントしてくださって嬉しかったですね。
だいぶ盛り上がりましたね。
リアルタイムでやりとりをしているような意外とああいうのもいいですね。
ライブ感があってすごい楽しかったです。
サブブランドとMVNOの違い
さてこの番組では最新のモバイルテクノロジーを学んでいくということで、私たちが持ち寄った今注目すべきモバイルテクノロジーをご紹介していきます。本日のテーマを石川さんお願いします。
本日のテーマはサブブランドとMVNOの違いって何?というところでお話ししたいなと思います。
私も結構友達に聞かれるんですけど、なかなか明確な答えを返せず。
いま大手4社っていうところでいうと、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルといった4ブランドがメインブランドとして提供されています。
そんな中サブブランド、もしくはオンラインブランドといったものがそれぞれにあります。
ドコモであればオンラインブランドの「ahamo」。KDDIであれば「UQモバイル」そして、「povo」。ソフトバンクであれば「Y!mobile」と「LINEMO」。
これは2020年の値下げしてくださいねとかっていう風な圧力があったときに各社かなり力を入れ始めたというところがあります。
楽天が出てきたりとかMVNOが盛り上がってきたりというところもあったので、各社他社へ逃げられたくないというところでサブブランドを強化し、さらにドコモがahamoというオンラインブランドで大体当時は20GBで3000円ぐらいという料金設定したので、それに対抗するためにオンラインのブランドとしてKDDIはpovoですし、ソフトバンクはLINEMOを出したというところです。
これね、じゃあなんで安いのかというのが一番疑問かと思いますけど、表向きはオンラインで契約するから安いという言い方をオンラインブランドはしてます。
コストがかからない。
サブブランドもあんまり端末扱わないとか、CM少ないからって言い訳はしてますけど、バンバンCM流れてるの見るとそうではないんだろうなと。よくわかんないけど、各社安いブランドとして出しています。
最後が「も」とか「ぼ」で終わるのは安いのかなっていう。なんとなくそういう印象ですよね。
だからahamoが出てきたことによってそこに引っ張られてるところは多分にあるのかなと思いますね。
よくサブブランドって繋がりにくいのとかネットワーク品質どうなの?っていう風に言われてますけど、基本的にメインブランドとの違いっていうのはないという風に言われてますし、実際ほぼ体感上はないのかなというところです。
やっぱりキャリアとするとバカスカデータ使って欲しいですし、そこで速度制限かけても結果として儲からないため、とにかく与えたデータをいっぱい使って欲しいということもあるので、サブブランドに対してそういった制限をかけてないというところがあります。
UQモバイルとpovoっていうさらに細分化されたブランドもあったりするのはどういう位置付けなんです。か?
KDDIとしてはUQモバイルをahamo対抗に位置づけてるというところはあります。povoに関してはahamoが出てきたことによってそこに対抗するっていう狙いもありました。
ただ、一方で新しい通信会社を模索してるというところがあります。例えば、動画を見るアプリDMMとか。ああいった動画見るアプリにpovoのSIMカードを入れ込む。例えば、動画見たい時にデータ容量足りないんだという時に簡単に契約することができてデータ通信使い放題で見れますよといったことをしたりもするので、povoに関してはそういった新しい通信会社の形を目指してるという感じですね。
ちょっと付け足しで使えるじゃないですか、povoって。24時間だけ使い放題にできるとか。あと新しい番号もすぐ取れたりとか。これはすごく革新的ですよね。
非常にフットワーク軽いので。例えば、ドコモがirumo止めたらすぐirumo対抗の0.5GBの数百円のを出したりというところがあります。
こうやって携帯電話各社がサブブランド出してる一方で、MVNOと呼ばれるものもあります。
こちらね世間的には「IIJmio」とか「mineo」とか。あと「イオンモバイル」とかあと「日本通信」とかっていうようなところがMVNOと呼ばれる会社になっています。
この人達は回線をドコモやauから借りてサービスを提供していますので、全国にお店もそんなになかったりもしますし、キャリアみたいにバンバンCM流してるというわけでもないです。
オンラインメインにやってるということなので、コストがあんまりかかってない。借りてるだけなので、安く提供できるというところがあります。
ただ、そのネットワーク品質に関して言うと、ネットワークの広さに関してはドコモを借りてる会社であれば同じですが。MVNOって平日の12時から13時のお昼の時間帯は速度遅くなるよねという風にも言われています。
これはやっぱりネットワークを借りてる手前、そんなに大量に借りれないと安く提供しなきゃいけないっていうこともあるので、どうしても混雑する時間帯は速度が遅くなるということが弱点というふうに言われてます。
それは皆さんランチタイムでプライベートなスマホを見るからその時間は混みやすいっていうことなんです。か?
MVNOの仕組みが回線を接続するって言い方をするんですけど、ドコモの基地局網だったりとかを抜けていった先にL2・L3っていう2つの接続体系があるんですけど、その先に自分たちの交換機を持っているパターンと、自分たちの交換機がなくて単純にもうドコモのネットワークをほぼほぼ丸々借りてインターネットに抜ける口だけやってるっていうその2つのパターンのMVNOがあります。
主に言えることはドコモとMVNOを繋ぐ線があるんですけど、そこを絞るんですね。なので混み合ってくると単純にそこの帯域が、例えば「全体で300Gbpsです」みたいなことになるとそれを例えば30万人で分け合うみたいな形になっちゃうので混んでくる。混み合う時間にキュッと一人当たりの回線使用量がちっちゃくなっちゃうみたいな。
ちょっと急にエコノミークラスになるみたいな。
ボトルネックがそこに発生してるっていうのが、やっぱりサブブランドとMVNOの一番の違いかなと思います。
MVNOは各キャリアが貸しているっていうことなんですけど、これは貸す側にはどんなメリットがあるんですか?
貸す側にはやはりそういったネットワークは本来は設備投資がものすごい金かかってるので、そこの負担を少し減らしたいというところはあったりします。ただ、やはり正直貸したくないってのもあったりもするので、そこはかつてずっと総務省とやり合っていて。貸すようにしてくださいという事でずっと戦ってるというところがあると思います。
競争の機会を均等にするために開いてくださいという意味合いが強かったということですか。
そうですね。昔は3社しかなかったので、それだと料金が高止まりするということもあるので、MVNOを盛り上げてきたということだと思います。
でも何か選ぶ側としてはあまりにもたくさんありすぎて、MVNOと格安SIMの違いとか、サブブランドとかよくわからなくなりそうですよね。
なので、基本やっぱりドコモ使ってる人はahamo選べばいいし、au使ってるんであればUQとかっていう形で、自分の使っている携帯電話会社のサブブランドを使うっていうのが一番選びやすいんじゃないのかなと思いますね。
いま私はダブルSIMでpovoを色んなところに入れたりしてますね。プラスアルファで入れといてそれこそ何かちょっと配信とかしたくなった時だけ、povoの24時間330円使い放題とかにすると結構お得に使える、なんて思っています。
ドコモの絵文字終了
さてここからはモバイル思い出話のコーナーです。携帯スマホにまつわるエピソードトークをお話していこうと思いますが、今日はドコモの絵文字が終わりましたねというお話ですね。
今後発売するモデルから絵文字がなくなっていくとか、Android端末の絵文字がなくなってくるというところで、色々とみんな思い出があるんじゃないのかなと思いますね。
あの絵文字はドコモがスタートさせた文化っていうことでいいんでしょうか。
そうですね。ドコモが一番最初に始めて各社が後からついていったって感じです。
当時iモード端末は画面がちっちゃかったりもしたので。しかもiモードメールも250文字くらいしか打てなかったので、「感情を伝える」ですとか、iモードの画面で天気とかそういったものを表示するために絵文字を作ったと。
じゃあコンテンツにも利用できるし意思疎通にも便利だねっていうことだったんですね。でもすごい独特ですよね。丸がなくて笑顔の形だけ。中だけあるようなデザインって。今はあんまりないような印象なので、すごく懐かしいですね。
やっぱりあの絵を見るとドコモの絵文字だなっていうのが一発でわかる。今のいろんな絵文字あると思うんですけど、ドコモの絵文字を見ると何かちょっと懐かしさというか。ドコモやなっていうのを感じるオリジナリティがあったかなと思います。
いくつか絵文字をつなげて暗号じゃないですけど、そういうのを作ったりしましたよね。でもその絵文字文化というと先程石川さんのおっしゃっていた天気予報などのiモードのコンテンツが本当に花盛りの時期楽しかったですね。
先日昔からいる人と話したんですけど、iモードが何に成功したかっていうとやっぱり課金。300円の課金をユーザーからチャリンチャリンと回収できる仕組みが良かったと。
あれをやることによってコンテンツプロバイダってめっちゃ頑張るわけですよ。お客さんをいっぱい増やせばそれだけ儲かる。
一方のauもEZwebとかやってたんですけど、あの時は課金の仕組みがなかったので、要はコンテンツ屋さんから買い取ってコンテンツを提供したのでコンテンツ屋さんがやる気なかったみたいな。要は手を抜いててもKDDIが勝手に買い取って提供してくれるので。
納品したら終わりですもんね。
なので、そこの課金の仕組みがある・ないでiモードの伸びっていうのは非常に大きかったというふうに言われてます。
今でもやっぱりスマートフォンのサブスクモデルが普通になってきて、しかも審査の時にもサブスクの方が通りやすいみたいな背景もどうやらあるらしいんですよね。それはきっとコンテンツ提供側が努力をするからっていうことなんだろうなと思います。
継続してサービスを良くしていくとかアップデートしていくっていうのがモチベーションになるので。
そうですよね。iモードの頃何に課金してましたか?
iモードじゃなかったんですけど、着うたというかそういう音楽の配信と、あとゲーム。初めてドラクエがプレイできた時は感動しました。
ドラクエが携帯でできるんだっていうのは確かに感動でしたね。
自分は一番最初に「釣りバカ気分」っていうゲームがあって。池とか川に釣り糸を垂らして放置すると携帯がブルブル震えて要は釣れた状態になると。それでボタン操作すると釣れるっていう。まぁあの時も画期的というかすごいゲームでした。
震えるっていうインタラクティブなところも今までのゲームにはなかったですもんね。
昔の携帯ってアンテナ伸びたので、まさに釣竿みたいな感じできたっていう。
私の記憶だと女性向けのクチコミサイトもこのiモードの頃にすごく盛んになってきたなという印象があって。東京ガールズコレクションとかいま夢の舞台ってなってますけど、あれもiモードの頃からすごく盛り上がってたんですよね。
あんなに画面ちっちゃくて、最初白黒しかなかったのにまあ盛り上がっていたなと。ドコモがちゃんと公式サイトとして提供するものもあれば、勝手サイトと呼ばれる自由にページを作って提供できるっていう世界もあったので。あんまりドコモが認められないようなグレーなコンテンツは勝手サイトで盛り上がってたんで、モバイルインターネットっていうのが非常に盛り上がったタイミングだと思いますね。
魔法のiランドってあったじゃないですか。私あれに自分の日記をずっと書いてて、それがブログよりも先に世に書いたりしてる最初だったかなと思うんですけど、その時にアプリを動かすために自分で作れるよみたいなサービスが始まって。
そこでシアトル系のコーヒーの占いを作ったんですよね。そうしたら月刊iモードSTYLEの方だと思うんですけど「記事掲載させてもらえますか?」っていうお知らせをいただいて、載せてもらったなっていう記憶があります。
当時はiモードSTYLEとかケータイBESTとかね。携帯の専門誌があって端末も紹介しコンテンツも紹介しみたいな。それがあるから今の自分がいるという感じなので。
1ページの中にコンテンツが30個ぐらい紹介されてるようなページがあったじゃないですか。あれを片っ端から入れてやってましたもんね。
だから今はスマホの画面ってキャプチャを「パシャ」って撮れますけど、当時はそんな機能ないので。1枚1枚カメラマンさんにね携帯の画面撮ってもらって。しかも当時ポジってデジタルじゃないので辛い思い出が。
じゃあそれはもう何度もやり直しとかも有り得たり。
何枚も撮ってみたいな事やってますからね。
どこの階層にいるかわかんなくなったりしてそうですよね。
確認しながらやってましたね。
着うたと着メロも本当に流行りましたね。
着メロ打ち込みました?
打ち込みました。自分で何か和音入れたりとか、ちょっとメロディーわかんないなと思いながら。でも今だったら打ち込んで音楽を作るみたいなのって簡単にスマートフォンでできますけど、昔はパソコンでもなかなかできなかったことが携帯でできたっていう画期的な出来事でしたよね。
楽しかったですね。ちょっとグレーですけど、自分の好きな曲を打ち込むってのは楽しい経験でしたね。
あと待ち受けとかダウンロードしたり。今でもウォールペーパーのアプリってありますけど、本当にいろんなイラストレーターさんだったりとか、女子高生の間で流行った待ち受けみたいなのありましたよね。
あんなちっちゃい画像が配信されて月300円払ってたっていう。いやほんとあの時コンテンツプロバイダーをやってたらめっちゃお金儲かってただろうなっていう。
私が一緒に仕事をしてるLinkmanっていう人が着メロを作る会社にいたらしいんですけど、和音が増えると給料が倍になるっていう。そのぐらいだったらしいですね。
当時は新機種が出たら和音が増えて、さらにいっぱいダウンロードしたりとかね。毎週毎週曲が更新されてダウンロードするとかやってましたからね。
最終的に48和音とかどんどん増えていきましたよね。
64和音ぐらい…。256和音とかいったかな?
打ち込みきれないですよ、256和音は。
自分では作りきれないですよね。
その前にmp3になっていって着うたの方になっていったので。
そうですよね。でもあの頃に月額300いくらっていうのを払うのに慣れていたので、今でもそんなにサブスクに日本人は抵抗がないのかななんて勝手に思ったりしてるんですけど。iPhoneとかねAndroidはやっぱり最初に買い切るっていうのが最初のビジネスでしたよね。
だから結構Aappleもiモードの成功事例を真似たんじゃないかって言われたりもするので。やっぱり日本のああいったサブスクモデル。iモードが作ったモデルっていうのは、世界に誇れるようなビジネスモデルなんじゃないのかなと思いますね。
ただ、解約をし忘れてずっと払いっぱなしだったり。
チャリンチャリンでめっちゃ儲かってるみたいなね。
携帯解約したのにサブスクを解約し忘れちゃったってありましたよね。カードの明細見てなんだろうって、ありました。懐かしいです。
エンディングトーク
Mobile Tech Lab。今日もお別れの時間となりました。北さん石川さん、今日の放送いかがでしたか?
iモードの絵文字がなくなるってすごい寂しさを感じつつも、iモードが今でもAppleとかGoogleのビジネスモデルに息づいているっていうのがいいなって思いました。
ちょっと勇気づけられましたね。
ドコモの絵文字はなくなりますけど、iPhoneではジェン文字として、AI使って自分で好きな絵文字を作るようになるというとこで言うと、しっかりねそういった絵文字文化っていうのは脈々と生きてるなというふうに思いますね。
絵文字はそのまま全世界で「絵文字」ですものね。