Mobile Tech Lab vol.013|国際ローミングについて、そしてSkypeサービス終了の話

2025年6月29日放送の「Mobile Tech Lab」第13回放送のアーカイブです。

国際ローミングについて、そしてSkypeサービス終了の話について語りました。

オープニングトーク

梅雨で雨が非常に多いですけれども、お二人はお天気チェックは何でしてますか?

自分はYahoo!の天気アプリですね。雨が降った時にねどれぐらい降るのかとかね 降水量もそうですし、雨雲レーダーであと何分待ってからここどうしようか っていうのもあったりするので、便利に使ってますよ。

すごい正確ですよね。iPhoneの天気とかも使ってるんですけど、結局Yahoo!の雨雲レーダーに戻ってしまう。今あれを中心に生活しているような感じに。

何時何分に雨が降り始めますとか教えてくれるんで。

それまでにちょっと駅着いとこうって思ったりしますよね。

国際ローミング

さてこの番組では、最新のモバイルテクノロジーを学んでいくということで、私たちが持ち寄った今注目すべきモバイルテクノロジーをご紹介していきます。本日のテーマは北さんお願いします。

はい、本日は「国際ローミング」なんですが、ちょっと一部「国内ローミング」も含めてお話ができればなと思っております。

海外に行くとデータローミングをオンにしてくださいって言われるので、言われるがままにオンにしてますが、何なのかは実はよくわかっていません。

ローミングって仕組み自体はすごくざっくり言うと世界中のいろんな携帯のキャリアさんがいて、その人達が自分の携帯キャリアと手を繋いでくれてるみたいな感じです。

そこの国に行くと自分の紐づいてる国のところに、私はアメリカにいますよとかイギリスにいますよっていう情報が飛んでいって。

そのタイミングでじゃあこっちの基地局使わせてもらって、でも通信は全部日本の自分のホームの方に流れていきますよっていう風に、世界中どこにいっても最終的には日本の自分のホームに繋がるようにしてくれるっていうのが国際ローミングです。

あのソフトバンクに「アメリカ放題」ってあるんですけれども、あれもローミングっていうことですね。

あれもローミングですね。

アメリカ放題ってアメリカ行ったらもう使い放題使えるというようなサービスでかなり画期的だったんですけど、元々はソフトバンクが現地のスプリントっていう会社を買収した時に、買収したからには便利なサービスを提供したいというところでアメリカ放題を提供して。

我々みたいにアメリカに頻繁に行く人からすると、もう神サービスというような感じで便利だったりするわけですよ。

とはいえスプリントの経営うまくいかなくなり、スプリントを処分するという状況にもなって、本来ソフトバンクとしてアメリカ放題やめたいんだけれども、やめるって一回言い始めた時にめっちゃアメリカにいる日本人が怒り始めて。うるせえ!みたいな状況になって炎上して。やっぱやめるのやめたって言って今日に至るというところになっています。

元は取れてるんでしょうかね。

それが要は本来であればちゃんとデータどれだけ使ったとかっていうのをカウントしたいんだけど、そのカウントする仕組みを入れるとめっちゃお金がかかると。コスト的に採算が取れなくなるというところで、ザルな仕組みというか。とにかくいったらバンバンつながるような仕組みになってるっていうのをなんとなく聞きました。

今はもしかしたらちょっと特権的な感じで使えてるところが多いっていうことなんですかね。

本当は早くやめたいんだろうけど、やめるタイミングを見失ってるっていう感じだったりもします。

ただ、一方で、もう今ドコモはahamoが 元々国際ローミング提供していて、20~30GBになりっていうところで。6月から始まった「ドコモ MAX」も 30GB国際ローミング使えますよというプランになってますし。

KDDIが始めた新料金も海外は使い放題というところが含まれてるので、海外に行ってすぐ使えるようになったと。

昔日本の人が海外に行った時に パケ死するって言って大問題になったんですよ。っていうので、やっぱり日本の人っていうのは空港でWi-Fiルーター借りるっていうのが一般的になってると。

みんなレターパックで返すんですよね。

あと充電もしなきゃいけないので。ただ、やはりWi-Fiルーターの方が安心感があるとか。あと家族で共有して使いたいとかっていうのもあって根強い人気をほこっていて。

携帯電話会社からすると海外のそういった通信需要を Wi-Fiルーターにとられちゃってるので、何とか取り返したいっていうので、海外でもローミングで提供してるという感じになってます。ね。

皆さんレターパックで返されるんでポストが満杯なんですよね。入れようとすると見えてる。すごい本当に皆さんWi-Fiルーターを 使ってらっしゃるんだなって感じましたが、そもそもドコモは何であんなに全世界対応みたいなことができるんですか?

それはドコモいうかどこの国のどのキャリアと手をつなぐかっていうのを事前にアライアンスを組んでいるんですよ。

飛行機みたいな。

そうですね。それでやっぱりドコモがでかいからというのと、やっぱりいろんな国に自分のユーザーが行くっていうので、ドコモが多分一番繋いでいる先の国とかキャリアが多いかなというイメージがありますね。

なんとなくJALとかANAくらいの、スターアライアンスぐらいの提携先が多いと。

そういったローミングをやってくれるボーダフォンとか そういう会社があったりもするので、そこにお願いするとまとめて提供されるってのもあるみたいですね。

真ん中に入ってくれる会社があるってことですね。

どことどこのアライアンスに所属するかみたいなのがあって。例えば、楽天モバイルとかもあるんですけど、その所属してるアライアンスが若干ちっちゃめのところなので、そこのアライアンス以外のところとも交渉しながらだんだんだんだん仲間を増やしていってつなぎ先を増やしていくっていう地道な努力がいるんです。

団体戦みたいな感じなんですね。でも例えば、海外に行って携帯ONにしていいですよと言われた瞬間に機内モードをオフにするとまず飛んでくるじゃないですか、携帯キャリアから。あれは以前もちょっとお話しした偽基地局と似たような仕組みですか?

あれは在圏と言って一番最初に携帯の電波をつかんで、その後SIMの認証とかがあって、その先で私は日本の国のドコモのユーザーですよみたいなのを教えると。じゃあこっちにつないであげるっていう形で。海外のキャリアからドコモにつながる みたいな回線が成立するというか。

それが発信地登録って言い方をするんですけど、まず在圏して位置登録っていうのをやります。

そのタイミングでこのユーザーは今 海外から繋ぎに来てるんだなっていうのを、ドコモ側の交換機が認識することができる。じゃああなたは今海外にいるから データローミングやりなさいよっていう形で、エリアメールが飛んでくるっていう仕組みになってるって感じです。

どのくらいの範囲をカバーしてるんですか?

範囲というか一回ドコモのユーザーが 海外の電波をつかんでますよってのが分かった瞬間に、その時はまだパケット通信ではないんですよ。

回線交換っていう言い方をするですけど、電話とおんなじ仕組みでSMSを飛ばしてくるので、あなた今パケット通信オフになってるからデータローミングをオンにしなさいよと。

その時はパケット通信ではない 回線交換という仕組みを使って送ってくるので、その後国際データローミングをオンにすると初めてデータ通信ができるような 仕組みになっていくんです。

たまに日本の南の方とかで 海に近いところに行くと飛んでくることありますよね。あれは海外の電波を掴みそうになってるから掴んでいるから飛んできてるってことなんですね。電波を掴んだタイミングに、こちらから私は日本のケータイを持ってます、っていうものを出している。

電波を掴んで位置登録っていうのがあるんですけど、それをやった瞬間に私は今ここにいますよっていう通知が日本の自分のホームグラウンドに届くので、それでメールが飛んでくるって仕組みになってます。

ローミングというのは自分の携帯の中でやることだと思うんですけど、例えばeSIMとかを買ったり入れたりした場合は、そこはデータローミングをオンにしなくていいっていうことなんですか?

いや、そこはあまり関係がないというか。SIMって認証のための、自分が何者であるかっていうのを示すためのものなので、そのSIMの認証を通す時に私はドコモのユーザーですよっていうのをお知らせするっていう仕組みになってるんで、eSIMだろうと物理SIMだろうとローミングは発生しちゃう。

絶対オンにするっていうのがデフォルトってことですか?

ただ、やっぱりeSIMを提供してる会社も自分が行った先の国の会社とも限らないので、例えばヨーロッパ行ってSIM使い回した時に、その提供元の会社がイギリスだったら別のところでまた繋ぎ直すとなるとローミングが必要となってくるので、とりあえずはローミングはオンにしておくっていう状況なんじゃないですかね。

これをオンにしたらお金取られるんじゃない?とかって。何となく怖さみたいなのは、昔パケ死をした時の記憶がなんとなくあって。これをオンにしたらすごいお金取られるんじゃない?とかって思っちゃいますね。

いや、まあ。取られるんですけど。お金を取られはします。

海外放題みたいなサービスを使っていただくと、いくら使っても定額で使えるので、そういう意味ではちゃんと事前にそういう契約をした上でデータローミングをオンにしていただく、っていうのがいいのかなと思います。

Skype終了

さてここからはモバイル思い出話のコーナーです。携帯スマホにまつわるエピソードトークをお話していこうと思いますが、今日はSkype終わっちゃいましたねっていう話です。

先週はドコモの絵文字が終わったという話をしたので、2週連続「終わった話」ではあるんですけれども。

Skypeができたことによって国際電話ってタダだよねっていうような、こういう波が来たな っていう風に感じたんですけれども。

当初はパソコンにSkype入れたら海外の人とも気軽にしゃべれましたし、あれによって音声通話料っていう概念がなくなりつつあったのかなと。

Skype終わる時に思い出したのが、auがスマートフォンをやる時に「禁断のアプリ」っていう言い方をしてて、それをauのAndoroid端末に標準で入れると。

スマートフォンをやるタイミングに禁断のアプリSkypeを入れることによって通話料とりませんよ的なことをやったっていうのは、業界的には結構画期的なことだったなって思いますね。

確かに禁断ですよね。自分達の通話料をそこに明け渡すっていうふうな形になりますもんね。

あとは私は2011年頃にフランスに行った時にSkypeで契約しておくと、国際電話を例えばフランスにかけたりとかしても安いよ、っていうプランをSkypeで契約した記憶があるんですが、あれはどういう仕組みだったんですかね?

簡単に言うと、日本にいてSkypeでフランスのところまではSkypeの通信をするんですよね。その先で初めてフランスのサーバーからフランスの市外局番に電話をかけるっていうことをやると、実際の電話が発生するのはフランスの国内なんです。

電話はフランスからフランスの中だけしか発生しなくて、国際通話の部分はSkypeというか、IPの通信で賄ってしまうのでお金がかからないという。

これはいわゆる050の番号も似たような仕組みですか?

そうですね。050 plusとか有名なのあると思うんですけど、あれは何をしてるかっていうとIP電話といって、すごくざっくり言うと携帯電話のパケット通信の上にもう1個電話の回線引っ張ってます、みたいな感じなんですよ。

SIPっていう仕組みを使ってるんですけれども、いわゆる交換機の中でもちょっとそんなに法律に縛られない交換機、内線電話で使われることが多いIP-PBXってやつがいるんですけど。

IP-PBXっていう仕組みの上で提供される携帯電話とか光回線の上で使われるアプリケーションとしての電話が050の番号のIP電話だったりするので、あれを使うことによって実際には市内とか市外とか関係なく日本全国どこでもこの050の番号だったら 一律の料金で提供できますよっていう仕組みになってます。

起業する時とか自分の携帯電話と別に使いたいっていう時に050を使う方も今は増えてるみたいですけど、月額300円から500円ぐらいで。そういう050のサービスっていろいろ増えてますよね。

はい、増えてます。しかもその一つの番号をみんなでシェアできるというか。うちの会社も使ってるんですけど、 番号を代表番号一つで5人ぐらいでちゃんと着信みんなできるようにしとく、みたいなことができるので、結構便利だったりします。

昔は電話回線ってすごい高かったなっていう印象が。やっぱり会社で引き入れたりとかするのにちょっと財産がっていう感じでしたけど、今は本当にスマホでそれだけでできるようになってるんですね。

でもこの050っていうのは、いわゆるキャリアのものとは競合にはならないんですかね。050が増え過ぎちゃってもそれはそれであんまり良くないんでしょうか。

そうですね。増えてはいますけど、じゃあメジャーになってるかっていうと そうでもないのかなっていう気がするっていうか。存在感としてはまだまだマイナーな感じがするというか。

固定電話がどんどんなくなっていってるので。1人に1電話番号とか2電話番号と紐付く時代なので、050って別に1人1番号では今全然ないじゃないですか。やっぱり物量の差が圧倒的に違うのかなと思います。

あとはもうそれこそ、本当に格安SIMの方を契約してしまった方が結果もしかしたら一緒かななんて。

そうですね。今はかけ放題とかが普通にいろんな携帯のキャリアから出てきているので、わざわざ050にしてちょっと通話料を安くします、みたいなのをやらなくても良くなっちゃったっていうのが大きいかなと思います。

ほんと自分の携帯にかかってくる050の番号っていうのは、営業電話的なもので、結構無視したりするんですけど。

今でも国際電話のサービス自体は携帯各社あるにもあるんですよね。

プラスでいくつか付けて国際電話をすることは可能だったりもしますけど、まあ使う頻度は下がってきてるなっていうのは 間違いないですよね。

大体メッセンジャーアプリ、例えばFacebookメッセンジャーとか。あと海外の人だとWhatsAppが多いイメージがあります。

あとカカオトークとかLINEとか色々あるので、それでもう例えば家族複数人でも話せてしまうのであれば
電話じゃなくてもいいかなってなっちゃいますよね。

でも本当に昔はそういったSkypeって結構遠距離恋愛に使われたりとか。あとねちょっと離れたところに使う 家族とのやり取りに使われたりっていう、ちょっと懐かしい思い出もねあると思うんですけど。

ある程度ID登録してあってそれですぐかけられるっていうのが結構使い勝手良かったんですけど、マイクロソフトとしてはTeamsに統合というか、Teams使ってくださいねという方向に持ってってますけど、やっぱりSkypeとTeamsは別物なんじゃないのかなっていう気がしますよね。

Teamsはグループウェア的なところなので、単純に一対一で話をしたりチャットをしたりっていうこととはちょっと違いますよね。

Teamsは身内で使うものっていうイメージで、Skypeはもう全然知らない第三者ともつながるみたいな。例えば、Skype英会話ってあったじゃないですか。見ず知らずの外国人とSkypeで繋がるんですよ。

今思えばなかなか奇抜なサービスでもありましたね。でも昔メッセンジャーが流行ってましたからね。ICQとか。Yahoo!メッセンジャーとか使いましたね。あの頃にチャットアプリのやり取りを慣れていたからこそ、LINEとかカカオトークとかWhatsAppとかにもすっと入っていけたのかななんて。

そうですね。今ほとんどみんなLINEしか使ってないイメージがありますね。

我々の業界だとみんなFacebookのメッセンジャー率は 非常に高いですけど、普通の企業の方はそうでもない っていう話を最近。

まあ大体最近SlackかTeamsがほとんどだと思います、チャットは。

そうですよね。仕事のスタイルも変わってきてるなという感じで。

やっぱりSkypeが流行ってた時はあくまでPCで使うっていうのが前提にあって、ブラウザベースになったりもしましたけど、っていう中でスマホが出たことによって明らかにコミュニケーションの仕方が変わったというか。

スマホで誰もが使うようになった。ユーザーが一気に広がったっていうとこで言うと、スマホのアプリになったっていうのは大きいかなって気がしますね。

惜しまれながら無くなってしまいましたけれども、きっかけを作ってくれた素敵なアプリだったなと思います。

エンディングトーク

Mobile Tech Lab。そろそろお別れの時間となりました。北さん石川さん、今日の放送いかがでしたか?

Skype懐かしいなっていうのは非常に感じるといいますか。PCで使ってただけじゃなくて、当時のPDAによくSkypeのアプリを入れてスマホチックに使ってたこともあったり、そういった海外の端末にSkype入れてってことをよくやってたので、思い出深いなと思いましたね。

私はあれですね、国際ローミングというか、海外に出張することが割と多かったんですけど、その時にWi-Fiルーターをわざわざ借りて持って行って っていうのをやってて。

最近もう全然それがなくなってスマホ一つ持っていってちょっと契約だけ店舗内で結べば使えるみたいなのがすごい便利になったなというのと、海外に行ってSIMカードを買って挿すとかっていうのも増えたので、最近便利になったなっていうのをすごく感じてます。

ラジオで放送した楽曲

HELLO / 福山雅治

SAUDADE 〜真冬の蜃気楼〜 / サザンオールスターズバンド