iPhone 17 Pro MaxやiPhone Airを3週間使ってみた感想|モバテク vol.028

石川温・弓月ひろみ・北真也がお届けする「モバテク」、2025年10月12日にBAYFM78で放送された第28回のアーカイブです。

iPhone 17やiPhone Airを購入してから3週間経って、使ってみた感想について話しました。

オープニング

10月13日は、スポーツの日ということですが、北さんはスポーツされますか?

今いろいろやってるんですけれども、12月にフルマラソンを走ろうかなと思っております。

フルマラソン、どちらに?

湘南国際っていうマラソン大会がありまして。

134号とかを走れる。

そうなんですよ。

フルマラソンは何回か走られてるんですか?

2019年に最後走って、その後はハーフは何回か出てるんですけど、フルは久しぶりなんで。完走します、頑張って。

Apple Watchで記録をとりながら。楽しみですね。石川さんは? スポーツ何かやられますか?

全然やってないので、唯一Apple Wachつけてウォーキングするみたいな。

でもウォーキング大事ですよね。かつ今、ゾーン1とかゾーン2とか、脂肪が減るウォーキングのスピードとかもわかるようになってますからね。

Apple Watchつけるようになって、何か意識し始めたというか。

それもあるかもしれません。ちょっと1日のアクティビティーのトラックを回すというゲーム感覚が楽しいですよね。

新しいiPhoneを3週間使った感想

さて、この番組では、最新のモバイルテクノロジーを学んでいくということで、私たちが持ち寄った、今注目すべきモバイルテクノロジーをご紹介していくんですが、本日のテーマは「新しいiPhone、3週間使ってどうですか?」というお話です。

ちなみにですね、YouTubeでもありましたけれども、皆さんiPhone何買いますか?というお話を本編とかでもさせていただいたんですけれども、石川さんは実際両方?

※参考:モバテクのみなさんが「iPhone 17シリーズを買う直前」の動画がこちらです。

そうですね、iPhone AirとiPhone 17 Pro Maxの2台という感じですね。

一緒に予約もさせていただいたんですけど、ライブ配信しながら。本当に予約のタイミングの盛り上がりってすごかったですね。

やはりね、9時のタイミングで繋がるか繋がんないかっていうとこでワチャワチャする。

命運が別れるという。

自分は一つはAppleのアプリからで、もう一つは某キャリアからだったんですけど。9時前になってキャリアの画面が真っ白になるという状態で、「大丈夫なのか?」というところでわちゃわちゃして、予約をしたというところです。

Apple Storeで予約したものに関しては、発売日にたしか予約できなかったんだけど、結局発売日の朝に取り直して、朝6時に取り直して当日買えるようにして。

キャリアに関しては予約のタイミングで9時10分ぐらいに予約できたんだけど、発売日には来ず。それからだから1週間ちょっと、10日間ぐらいかかってやっと届くという感じだったので、やっぱAppleの方が調達力が圧倒的に… それはそうなんですけど(笑)

早く欲しいんであればApple Storeで買った方がいいかな、というのは改めて思いましたね。

北さんは予約いかがでしたか?

発売の予約開始の日、9時にAppleのサイトをワーってつなぎまくって、もうその場で購入して。Pro Maxだったんですけど、発売日から見て3日ぐらいの遅れで届いたので、元々10月くらいまで来ないって言われてたんですけど、なんか早まって9月22日ぐらいに届きました。

私はPro Maxにするって、散々言ったんですけど。Pro Maxの予約が10月7日以降っていうふうに出て、取れなかったな、なんて思ってるうちに、iPhone Airを取材で触らせていただいて。

しかもそのタイミングでVice Presidentのボブ・ボーチャーズさんにインタビューをさせていただく機会があったんですね。その時に「iPhone Airはすごくチャレンジングな端末でいいよ」みたいなことを言われたのと、バンパーと斜めがけできるストラップとかを見て、「あっ、なんかこっちがいい」っていう気持ちになってしまって。

挑戦的な端末で今までない端末っていうところがどうしてもいいってなってしまい、石川さんと同じく、当日の朝6時が、昔から6時ぐらいに一回在庫が解放されるって言われているので、表参道に行く前にポチポチやってたら「あった!」と思って、勢いで買ってあと全部キャンセルしました。

やっぱりAirは実物触ってみると、だいぶ驚きますよね。なので、ちょっとね、気持ちが揺さぶられて「どっちかな」みたいな感じなんですよね。

ただ、やっぱりいわゆる業界では無印って言われてる、iPhone 17もすごくいい機種だなと思いました。

今回iPhone 17のディスプレイが進化して強化されているので、「実は無印が一番いいんじゃないか説」があったりもしますが。

とはいえパっと見あんまり変わらないってのがある中で、目新しさを求めるならAirだし、ガッツリ使いたいんだっていう人はPro・Pro Maxになるので、そういう選び方になるのかなという感じですよね。

北さんはPro Max使ってみていかがですか。

使ってみてじゃないですけど、なんか色が最初ウェブサイトなどで見たときに、この色大丈夫かなと思って。

コズミックオレンジですね。

そう思ってたんですが、実際届いてみて、めっちゃいいやんって。

いい色ですよね。

カメラとかいろいろ、いいものはいいんですけど、この色を最初期待してなかったので、来たらめっちゃいい色やなって思って、すごい喜んでます。

結構コズミックオレンジの評価は、本当に発表会の時よりも店頭に出てから変わったような気がします。

なかなかウェブの動画とか画像では伝わらないので、実際の色はいいのかなとは思いますが、ただPro・Pro Maxはカメラとして使う人が多い中で、カメラとして使うならもっと黒系なんじゃないの?みたいな。

今回、黒ないですけど、っていう中でね、映り込みが激しいオレンジでいいのかという、そこの葛藤はあるかなということで。

8倍とかで撮って映り込みを考えないと。

光学8倍品質で撮るっていう。

カメラも使われましたか?

カメラはいいですね。特にインカメの進化がすごいと思っていて、インカメめっちゃ綺麗になったと思ったんですけど、おっさんが自撮りは撮らないと思いながら。

いや、Vlogとかいいんじゃないんですか?私もでもAirに変える前に実際触ってみた時に、縦型で横型のVlog撮れたり、デュアルキャプチャーって、自分と相手両方撮りながら撮れたりっていうときに、これ軽い方がいいなって思ってしまって。

Pro Max支えてると右手がプルプルするので、どちらかというと私、セルフィーばっかり撮ってるんだなということに気づいたので、じゃあこれでいいかなっていうことになりました。

eSIMのトラブルについて

これ今回iPhone 17シリーズとAirって、eSIMしか使えないようになりましたけど、実際問題なく行きました?

いや、私はトラブルがありました。

どういうトラブルですか?

ソフトバンクのeSIMを前に使っていた16のPro MaxからAirに移そうとしたんですね。

私、ダブルSIMでahamoとソフトバンク両方入れてたので、1個ずつ転送しようとしたら、ahamoは動いたんですよ。

で、ソフトバンクが何度やってもエラーになってしまうんですけど、そのエラーが「エラー3」って出ていて、「契約状況の問題でできません」みたいなこと言われてて。

これはどういうことなんだろうと思って調べたら、「法人の契約じゃないですか?」って言われて。でも私個人の契約ですし。じゃ、再発行してみようと思って再発行をお願いしたら、「再発行できません」って言われて。オフラインのストアに行きました、ソフトバンクの。

今回iPhoneって「eSIMクイック転送」って機能があって、今まで使ってたiPhone。これはeSIMであっても普通の物理的なSIMでもいいんですけど、中に入ってるSIMの情報を簡単に横にあるiPhoneに移せますよ、っていう機能なんです。

とはいえiPhone同士でやってるものではなくて、一回キャリアのサーバーにいってると。それを問い合わせてゴニョゴニョやって移してるというもので。今回弓月さんはそれで失敗してるということですね。

一番厄介だったのがドコモが発売日の夕方から、どうやらシステムが負荷がかかったらしくて、うまく回らなくなってしまい止まってしまって。

しかも販売中止するってことになったので、相当の人がiPhone買ってeSIMやったんだなっていうところがありますよね。

私は結局ショップに行って店員さんに聞いたら、「これ理由は何なんですか?」って言ったら、「eSIMあるあるだと思います」って言われて。

特に何も問題はなかったんですけど、何かしら移動する時にエラーになってしまったっていうことなので、ホントに店頭で10分かからずスッと戻せましたね。

ソフトバンクもKDDIも、iPhoneがeSIMしか使えないってことがもうほぼ分かっていたというか、未来としてあり得るだろうっていうので、1年ぐらい前からずっと準備をしていたんですよね。

特訓をしていたっていうのを以前にもおっしゃってましたね。

店頭ではちゃんとお店の店員さんが対応できるようになったし、システムいろいろ変えたにも関わらず、そういったユーザーがいたんだなっていうのは、ちょっと驚きかなという感じですね。

でも店頭のやりとりはものすごくスムーズだったので、訓練された感じがしましたけれども、オンラインだと私の周りでは結構、povoも止まってしまって使えなかったっていう人もいたので、ある程度最初はそういうのもあるのかな。

こういったことがあって、この後スムーズに行くようになるんだろうなって感じですね。

MVNOのeSIM移行

北さんはすんなりいきましたか。

某IIJのSIMを使っておりまして。そうするとですね、再発行なんですよ。

そうすると手数料取られるんですよね。再発行して400円ぐらいでまあいいかと思って移行するんですけど、再発行を申し込んでから実際に使えるようになるまでに、ちょっと時間が、タイムラグがあって。

申し込んで油断して外に出てる間にSIMが使えなくなって、Wi-Fi掴んでプロファイルをまた表示して、みたいなのをやる羽目になって。

しかもeSIMのプロファイルを読み込んだ後に、さらにIIJのプロファイル読み込まないと、電波は掴んでるけどパケット通信できないっていう状態になるので、それで、電波掴んでるのに全然何もできないみたいな感じで、ちょっと焦りながら。

それはでも、なかなか対処方法がみなさんわからないので。

MVNOが一番厄介だなっていうのがね。まさにそのプロファイルがいっぱいっていうのもあるし、そもそもeSIM対応してないMVNOもあったりもするので。その人達はユーザーがiPhone買い換えたら逃げちゃうってことになってしまうので。

もう一個あって。楽天モバイルは、コンシューマ向けはeSIM転送対応してるんですよ。私は会社やってるんで、法人のやつも入ってるんですよ。そいつがやっぱり再発行がいる。しかも、郵送なんですよ。郵送。

郵送ってどういうことですか。

eSIMを郵送…?

申し込んだらメール来ていけるのかなと思ったら、メールとか来なくて「郵送します」って。「あ、郵送なんや」みたいな。

QRコードが送られてくるんですか。

そうなんです。だから「あ、そういうこともあんねや」みたいな。すぐに換えれるわけではないというか。

4大キャリアとか、いわゆるコンシューマ向けやったらそういうトラブルはほとんどないとは思うんですけど、格安SIMだったりとか、法人の特殊な契約とかだと、そういうこともあるみたいなので。

いろいろ話しに聞いたところ、4キャリアもなんらかで引っかかってた人はいたので、大変は大変だったんでしょうね。かなりの人数の方がやっぱり載せ替えをするっていうところで。

ただ、そんなにクレームは意外と出てなかったなって。ドコモはね、ちょっと販売中止になっちゃったりしましたけれども、意外と皆さん受け入れていたなという気がしますね。

やはりもうこれ流れなので。しかもAppleがやったら他社も追随せざるを得ないので、早晩ね、もうeSIMが標準的になっちゃうんだろうなって気がしますよね。

eSIMの今後の流れ

石川さんの見立て的には、もうこの後、Andoroidも全部そういうふうになる流れだろうということですか。

逆にね、かたくなに「うちは物理SIMやります」っていうところで個性を出してくるってメーカーも当然あるとは思いますが、とはいえ、やっぱりこの流れは逆らえないものでしょうね。

なんだかんだ言ってSIMカードが入るスロットの分小さくできたりとか、バッテリー入れたりもするので、そういったメリットを取るというメーカーが増えてくると思いますね。

iPhone発売日の話

ちなみに今年の発売日に私は表参道に取材に行ったんですけれども、割と行列としてはその日は少なかったなという印象もあるんですが、店内はすごく静かに盛り上がってるという感じで、外国の方が買いに来るっていうような、毎年見かける風景はなくなってたような気がします。

自分も発売日、朝一はKDDIがイベントやったので、それに行って、その後、丸の内でAir買ったんですけど。その時は何かそれっぽい人は何人かいたような。昔みたいに大行列じゃないですけど、なんか手ぶらでiPhoneだけ買いに来ている人はいましたね。

富豪感がありますね。

ストアの方に聞いた時には、結構コズミックオレンジが人気みたいで。やっぱり初日は、今年のヒーローカラーみたいな形で、買われる方が今日は多いですよとおっしゃってましたね。

ティム・クック氏の話

でも本当にメディア各社もたくさん取材に来ていたなというのと、実はiPhoneの発売の後にApple銀座のオープンがありまして、その時にティム・クックCEOが日本に来たっていう、一つのちょっと祭りみたいなのがありましたね。

銀座に合わせて、その前の22日とか23日の夜ぐらいから来ていたらしく。

突如SNSで上がっているというところで、その後やれアプリ開発者に会ったりとか、あと横浜にあるテクノロジーセンター(Apple YTC)っていう、今まで謎の施設とされていた、元々松下通信工業があった建物の工場跡地にAppleが建物を作ってるんですけど。

そこは今回明らかになったところによると、日本国内でAppleに対して部品を提供してる会社、ソニーとかああいった会社が打ち合わせする場。

そこにティム・クックさんが来て、さらには各社の社長も来ていて、コミュニケーションをとるといったことをしたりですとか。日本でいろんなところで遊んだというかね、いろいろな人に会って帰ったって感じですね。

なぜか阪神タイガースも見て。

最後はたこ焼き食べて帰ったっていう。

なんか前回来た時にたこ焼き食べれなかったみたいな話を聞いたので、食べられて良かったなと思います。

ちょっともう一つ話題としてはNumber_iですね。アーティストのNumber_iとのコラボというところで、Apple銀座がオープンになるっていうティム・クックさんの投稿が彼らとのセルフィーで、ちょっとセンセーショナルな話題になってましたね。

結構だから、「なんで?」っていう。「なんでこの組み合わせ?」っていうね。

ファンの皆さんが「これはどういうことなの?」っていうのをAppleのファンの皆さんが解説するっていうのをSNSのタイムラインで見て、微笑ましく見たりしていました。すごく日本のいろんな方に会って、Appleとしても日本を大事にしてるんだよっていうところが垣間見えるツアーでしたね。

iPhoneは日本のメーカーの技術にも支えられてるし、さらにはコンテンツもそうですし、ゲームというところもそうだったりもするので。

Appleにとって日本市場というのはものすごい大切にしてる。Appleが初めて海外にお店を出したのは銀座だったりしますし、その銀座店がリニューアルになるというところもあって、ティム・クックさんが来たという感じですね。

私は現地行けなかったんですけど、今回ちょっと思ったのが、並んでらっしゃる方の年齢層がすごく若くなってるなっていうのを感じて。

10代の方だったりとか、iPhoneが発売された時に自分は生まれてなかったっていうような人が、行列の先頭の方にいたりとか。Appleはすごく新しいファンの獲得にも成功してるなっていうふうに感じました。

昔はAppleファンだけだった、というかMacが好きな人だけだったのが、やっぱりiPhoneというデバイスできたことによって、幅広い層に広がっていったというところっていうのが非常に大きいのかなと。

昔スティーブ・ジョブズの頃は尖ったデバイス作ってたけど、ティム・クックさんになってそれは一気に広がった。ユーザー層広がったというとこでいうと、ティム・クックさんの功績というのは大きいのかなと思いますね。

皆さん本当に若い方がサインをもらっていたり、セルフィーに応じたり、すごい上ファンサだったっていうのは、いろんな方からお聞きしました。また日本に来ることあるんでしょうか?

エンディング

Mobile Tech Lab。そろそろお別れの時間となりました。石川さん、北さん、今日の放送いかがでしたか?

2025年にNumber_iの「i-mode」って曲が出るっていうのが、なかなか洒落てていいなと思いました。

曲の中でもずっと「iモード」って出てますからね、エモみがありますね。石川さん、いかがでしたでしょうか?

そうですね、やはり本当にiPhoneの発売って祭りだったりもしますし、さらに、その翌週、今年はティム・クックさんも来たというところだったりもするので。

ティム・クックさんまたね、日本に来るタイミングがあるのかなと。3年周期説もあったりもしますし。

ただ、そろそろね、ティム・クックさんじゃない人が、CEOになるってのもおかしくないなと思うので、ね。3年後どうなるか、楽しみに待っていたいなと思いますね。

収録直後の突撃インタビュー

ラジオ収録直後、突撃インタビューをしました。ラジオの放送よりも先に公開した動画ですが、関連する内容なので貼っておきます。

ラジオで流した楽曲

スマホ / 西野カナ

i-mode / Number_i