石川温・弓月ひろみ・北真也がお届けする「モバテク」。2026年4月5日に放送された第53回のアーカイブです。
ラジオ本編では1時間スペシャルとして「MWC26の振り返り」をしました。後半ではスペインのサン・セバスチャンでの美食の旅についても話してます。
目次
オープニング
今週(4月5日の放送)から放送時間が30分早まりまして、24時からのオンエアとなりました。今日たまたま24時にラジオをつけてみて、はじめましての方もいらっしゃるかもしれません。
そして今日はなんと1時間スペシャルです。1時間じっくりとマニアックなお話をお届けしていきたいなと思います。
これはあくまで24時に、30分早くなったのと、1時間の番組になったわけではなくて、今回だけ1時間で、来週から30分の放送です。
今日は1時間たっぷりお届けしていきたいと思います。
MWCについて
さてこの番組では最新のモバイルテクノロジーを学んでいくということで、私たちが持ち寄った今注目すべきモバイルテクノロジーをご紹介していきます。本日のテーマ、石川さんお願いします。
今年のMWC振り返りということでお届けしたいと思います。
私もMWC初参戦しまして、北さんも。
そうですね、いろんな他の展示会は行ったことあったんですけど、MWCは初参戦です。
石川さん今年のMWCは率直に言っていかがでしたでしょうか?
まずMWCとは何ぞやというところからいきたいと思いますけども。昔はMobile World Congressという名前がついていて、世界中の携帯電話関連の人達、携帯電話会社キャリアですとかメーカー、さらにはベンダーと呼ばれるネットワーク設備を作ってる人たち。そういった人たちが集まる会議というかイベントになっています。
このタイミングで行われるのは、これ諸説あるんですけども、元々は基地局屋さんっていうのはNokiaとかEricssonとかっていう北欧の会社が多いんですよ。その人達とあと世界中の携帯電話会社が集まる時に「冬にやるけど暖かいところの方がいいんじゃね?」「美味しいものがある方がいいんじゃね?」ってことになって、最初はニースとかで始まって、この20年はバルセロナでやってるという感じになっています。
一時期は2月のもっと中旬ら辺にやってたんですけども、この10年〜15年ぐらい中国勢が非常に増えてきたことによって、その人たちは旧正月で来れないと。
春節ですね。
そうですね。なのでもうちょっと3月の方に寄せて、毎年このタイミングでバルセロナでやってるという感じになります。
じゃあそういった情勢というか出展者の分布によってスケジュールが決まっていくということなんですね。北さんは他の展示会と比べてMWCにどんな感想を持たれましたか?
MWCはもうとにかく我々の業界でいうと最高峰なんですね。昔はそうでもなかったんですけど、例えば出展するとか行くとかっていうのはすごいステータスであり、一度は行ってみたいっていうような場所ではあったので。
行ってみてやっぱり思ったのが、他のイベントと比べると規模が本当に違う。他のイベントもいっぱい見てきましたけど、10倍〜20倍ぐらいの規模で、動いてるお金はもっとすごいんやろなみたいな感じで、これが世界最高峰かっていう感動がありました。
私も普段取材に行くのがCESとかCOMPUTEXだったりするんですけど、なんか変な話、会場に入って「ネットワークってお金があるんだな」みたいなことをすごく感じました。やっぱりインフラってすごいんだなみたいなことと。
あとはいわゆる端末も出てますけれども、サービスの部分のお話だったりするので、結構豪華に展示場作らないと地味になっちゃうんだろうなとも思ったりはしたんですが。
Googleのちょっと楽しめるブースがあったりとか、ドーナツを配ってたりっていうのは、CESだと6年くらい前まではやってましたけれども、今CESがそういった雰囲気はなくなってしまったので、MWCにすごく華やかさを感じました。この傾向は昔から変わらないですか?
まず一つにはヨーロッパの階級社会が若干残っているかなという感じがあるというか。メディアはタダで入れますけど、一般の人が入ろうとするとうん十万円っていう。
40万円かかりますよ。
1人40万円のチケット代がかかる。
1人なんですね。
それがもう何万人といるというのが一つあったりもします。さらにネットワーク設備を買う買わないって話になると、それこそ何百億円。
何千億ですね。基地局になってくると。
って話になってくるというところもあるので、とにかくお金のかかったイベントになってるというところだと思います。
来る方も一般の方ではないと思うんですけれども、楽しめるエリアがあったりとか、例えば昔の携帯を見せてるコーナーがあったりとか、ビジネスというだけでなくて、行ってもうこれは楽しいだろうなというふうに感じましたね。
やはりいろんなブースにお金かけて作り、日本からも大量に人を送り込んだりするところがある中で、いかに人を呼ぶかってのは重要だったりもするので、賑やかしを工夫するとかね。人が寄りやすいような仕掛けをいっぱい作ってるブースも多かったりしましたね。
北さんは今回見てみて、これが面白かったなという注目はどんなものがありましたか?
そうですね、いろんなテーマがある中で、意外に端末がないなっていうのはびっくりして、
何か端末が至る所にあるのかな。
と思ったらなくて。で、要するに例えばロボットがいたりとか車があったりとかっていうのが、これは多分CESとかもそういう傾向はあるとは思うんですけど、それがやっぱり印象に残ったのと。
あと中国勢のロボットが面白いというか。項垂れてるパンダが急にシャキって起きて、急に音楽流しながら踊るんですよ。なんか全然何に使っていいか分からへんけど、こういう遊び心というか。
ちょっと日本の大きなところだと成熟しきっているというか、想像ができるところがあるんですけど、海外の勢いのある人たちって、こんなもんをこういうとこに突っ込んでくるんやみたいな。
飛び道具的な。
飛び道具的な面白さがありましたね。
それはやっぱりキーワードとしてはAIというところにかかってたんでしょうか?
ドコモのSyncMe
AIはやっぱりどの展示会でもキーワードになってる中で、MWCで言えるのは一つ、ユーザーに近いところで言うと、「先回りするAI」っていうのがキーワードになっているのかなと、今回Googleの人にもインタビューしましたけど、Androidとしてはいかにユーザーのことを分かった上で先回りするかということをこれからOSとして進化させていくという話をしていました。
あと今回ドコモがSyncMeっていうのを発表してるんですけども、それはdアカウントに紐づいている様々なデータをユーザーとして読み取って、ユーザーに最適な情報を出すという話をしていました。
自分も取材の時にdアカウントを実際に入れて自分のプロファイルデータを見せてもらったんですけど、まぁ年収から月収から家族構成から、どういった仕事をしていて、どんなお金のプランを持ってるかっていうのまで、全て出てきて。
合致してたんですか?
ほぼ合致していました。
それはどこのデータを見て何を…。
ドコモってdアカウントをベースにして、dカードとかも紐づいてるじゃないですか。買い物情報を持ってるので、どういったものを買ってるかとか、何をしてるかとかって分かると。
あとスマホの位置情報データを持っているので、じゃあどの辺で動いてるかとか、平日の昼間はどこにいるからここで働いてるだろうとかって分かってくると。
まぁ一見すると気持ち悪いと取られがちなんですけれども、ただなかなかそこまでユーザーのことを知ってるデータサービスってないので、本当に下手するとSyncMeってめちゃくちゃ面白いサービスになる可能性はあるのかなと思いますね。
SyncMeは私は展示されてるのを見たんですけども、可愛いキャラクターでキャッチーなイメージで自分のパートナーになってくれそうなAIみたいな感じでいるけれども、実は全てを把握しているという。
可愛いキャラクターで若い世代を取っていこうとしたんですけど、実はマスクを被ってて、剥がすとどえらいAIが動いてるんですよ。
でも本当にすごく可愛くていいなぁなんて思いながら、いいサービスそうだなと思いましたが、北さんはSyncMeご覧になりましたか?
ちょっと見てないんですよ。
ぜひじゃあそのプロファイルを体験して欲しいですね。
今回端末がほとんど見れてなくて。
AI×ネットワーク「エージェンティックAI」
AI軸で言うと、AI×ネットワークではどんなのがありました?
今年はもう完璧に「エージェンティックAI」っていうのが話題で、この前もちょっと話したんですけど…。
番組でも何度かエージェンティックAIというキーワードが出てきてますね。
今年はもうどこもかしこもエージェンティックAIでした。
ネットワークの運用を自動化するためにオートノマスネットワークっていう規格的なものがあるんですけど、それを実現する一つのキーテクノロジーとしてエージェンティックAIというのが、ここ半年・1年ぐらいずっと言われていて、今年はもうとにかくどこに行っても「エージェンティック」「エージェンティック」って書いてあって。
いろんな展示があるんですけど、やっぱり進んでいる会社と言ってるだけの会社の差がだいぶついてきてるなっていうのがあって。半年前・1年前ってそうでもなかったんですよ。みんな言うてるだけでやってなかったんですけど、言ってる人達の中ですごい先行してる人たちが出てきてるので、これはいよいよネットワークの運用自動化をLLMでできる時代は来るぞ、みたいなのが見えてきたかなっていうのが特徴的でした。
前に番組でお話しされていた時は、エージェンティックAIが入ることで、例えば人手不足が解消されたりとか、自立して動くのでいろいろAIが判断して手前で操作してくれる、という話だったと思うんですけども、これがさらに普及すると。
まず何を作ったらいいか分からなかったものが、こういうものを作ればいいというモデルが大分固まってきたっていうのがあります。
エージェンティックAIって何ぞやっていう話をもう一回させていただくと、基本的にはオーケストレーターと呼ばれるリーダーみたいな人がいて、その人がいろんなエージェントAIっていう人たちを使いながら協調動作をしながらやっていきます。
例えばネットワークの監視をする人とか、問題を分析する人とか、全然違うカスタマーのサポートする人みたいなところでやっていきながら、それぞれが持っている情報ソースだったり、それぞれが持ってるノウハウみたいなものを使って、問題の解析を一緒にやっていってっていうのをオーケストレーターが束ねていくっていう。AIが協調動作をやって、疑似的なチームを動かしていきましょうっていう。
アベンジャーズ的な。
的なものをやっていきましょうっていうものなので、昔はチャットボットの域を出ないというか。「こういう問題が起きているから解決しませんか?」みたいなのだったんですけど、最近はどっちかっていうと、もう人がやってる解析をほぼAIがトレースをして行って、きっとこういうことが起きてるから、AIに最後聞かれるんですよ、こっちに。で、OKですってやると、そのAIが最初してきたやつを人がただ追認するだけっていうところまで今来ています。
今度はそれを追認をするという行為が続いていくと、だんだんAIのやってるこれは正しいことだって、ポジティブフィードバックになっていくので、それが積み重なっていった先にこれを自動でやっていくっていう判断をAIができるようになっていく世界がくるんだよ、っていうのを今年は結構明確に打ち出されていたので。
これで本当に完全運用自動化が来ると、我々のオペレーションの世界で、少なくともAIが解析できてAIで判断ができるレベルの問題っていうのはもう人が見なくて良い時代が来るっていう形になります。
最初は承認しながら学習していって、最終的にはAIが勝手に運用してくれるよっていう。
何社かそういうデモをしてましたね。
トレンドだったということですね。
MWCで注目を集めていた端末
そして石川さん、端末ではどんなものが注目でしたか?
なかなか少なかったんですけども、とはいえ面白そうな端末があって。一つはHonorっていう会社のロボットフォン。
スマホにジンバル的なものがついていて、それが裏からぴょこっと出てきてカメラとして動くんですけど、それがロボットっぽく動く。なのでそれに対して指示したりとか眠らせたりとか、いろいろなことができるっていうのが注目を浴びてましたけど、ただジンバルの可動部分が相当弱そうだなっていうか。
ポキっと折れちゃいそうな。
落としたらアウトだなって感じもするので、なかなか製品化は難しいのかなっていうのはありました。
あと参考出展程度だったのが、TECNOという会社のモジュールフォンといいますか。去年TECNOってめっちゃ薄いスマートフォンを、iPhone Airの先駆けみたいな感じで出したんですけど、ああいった薄型技術を生かして、裏にそれこそ望遠カメラのモジュールくっつけたりとか、あといろいろな周辺機器をくっ付けられるというものをやっていて、それはそれで結構人気だったかなっていう感じですね。
TECNOのブースには連日人がすごく集まっていて、iPhone Airよりも薄い大きい端末に、MagSafeのような形で背面にいろいろついていくと。バッテリーを3枚積み重ねられたりとか、マイクつけてカメラつけて、Bluetoothをさらに飛ばすのを付けてなんていう。メカ好きの心をくすぐるような端末でしたね。
ただねああいったコンセプトは昔もあったような感じもあるので。
モジュラーフォンとかね。
だから、みんな考えるけどなかなか難しいなと思いますね。
私はHUAWEIの3つ折りだったりとか2つ折りって、実際に最近端末を見かけるところが日本であまりないので、じっくり見て面白いなと思ったんですけれども、開くとパスポートサイズくらいになるフォルダブルがもしかしてAppleで噂されているサイズに近いのかなと思ったりとか。
横開き、本の形ですね。あとは上にパタパタって開くものもあるけれども、A5サイズというかパスポートサイズくらいって結構あんまりないので、これは割と適正なサイズかなと思ったりしました。
端末のトレンドを見るという意味ではMWCは面白いですね。
北さんは3つ折りスマホとかもご覧になりましたか?
Galaxyのところに行ってTriFold見ましたね。あとはせっかくなんでHUAWEIを見たいと思ってHUAWEIに行って、「3つ折りや」って見て。確かにHUAWEIの方が若干分厚いというか、ゴツさを感じました。
多分なんですけど、中国の人ってきっとああいうきらびやかなデザイン好きなんやろうなと思って。やっぱり見た目の派手さはHUAWEIの方が圧倒的に派手やったなという気はしました。
あと以前山根博士に来ていただいた時に、折りたたむ方向にもいろいろあるという話をされてましたが。
Z型とか。
私は一回、ちょっとどの機種とは言えないんですけど、ものすごく指挟んでしまいまして、「痛たたたッ」ってなったんですけど。観音開きタイプなのか、Z字型に折れるのか、どこに画面が出るかっていうのは各社意外と違うものなんですね。
そこでいろいろ競っているって感じだったりもしますし、壊れやすさにも繋がってくるので、そこでのいろいろ検討はしてると思いますね。
3つ折りスマホはやはりいろんなところで出てはいるものの、そんなに主力にはなるのかなと言われるとどうでしょう?
やっぱり値段が相当しますからね。40万円〜50万円するので。先程の中国の話じゃないですけど、富の象徴として持つみたいな。自慢するために持つっていうところが一番大きいんじゃないですかね。
そういう意味で私は普段見ないような端末も見れて面白かったんですけれども。端末の背面にディスプレイが付いていて、そこを押すとその端末のディスプレイが飛び出てきて、イヤホンになって、かつスマートウォッチになるっていう、モバテクの動画の方で私がレポートで出させてもらったんですけど、この一体化を考えるのもすごいなと思いましたね。
まだまだだからねスマートフォンってね、一部ではもう形として固まってますけど、いろいろなアイデアはあるんじゃないのかなっていう気がしますよね。
そうですね。意外と中国の方ではBALMUDA Phoneが今人気になっているという話も聞きますし、機能が制限されているスマホか、ちょっと普段は使わない機能みたいなものに揺り戻しみたいなものもあるのかなと思ったりしました。
ただ現場にいらっしゃる方はメディアの方も多いと思いますけれども、基本的にはネットワークであったりとか、そういったところの関係者が多かったんですよね。
キャリア・ベンダーが多かったですね。
三木谷さんの講演
そんな中、結構面白かったのが、楽天の三木谷さんが人気だなっていうところがあって。今回三木谷さん基調講演もやってるんですけど、その時には携帯電話会社の人たちがいっぱい集まってる中で、みんな同じ悩みを抱えていて。
契約者が増えないと一人当たりの収入も増えないっていう中で、みんな「どうやって儲けたらいいんだ」って悩んで。悩みを共有するのがMWCっていうイベントなんですけど、そんな中で三木谷さんは「これからは経済圏シフトしろ」って言ってるんですよ。
まさに楽天はいま経済圏が強いので、単なる携帯電話会社でなくて、1人1人にIDを振って、それでポイントでもいいですけどいろいろ経済圏を回して、儲けていこうぜっていうような基調講演をしていて。
それはそれで結構世界的には刺さったんじゃないのかなという気がしています。三木谷さんとしては本来楽天シンフォニーっていうネットワーク設備を世界に売りたいんですけど、世界の関心は楽天シンフォニーじゃなくて、経済圏をどうやって作ったらいいんだっていうので問い合わせが殺到してると。
楽天市場であったりとか楽天トラベルみたいなものから始まって、そこからキャリアへっていうところのステップアップみたいなところから逆算して、市場経済圏をどうやって我々も作ったらいいんだろうというのが、ヨーロッパのキャリアであったりとか、世界のキャリアから注目されているわけですね。
注目されているけど、とはいえ楽天のマネはできないよなみたいな。今からじゃあ市場とかトラベルとか銀行とか証券とか、作れないよなっていうのを漠然と思いながら講演を聞き、思わずその後三木谷さんに「あれって無理っすよね」って言っちゃいましたからね。
その時三木谷さんは何かおっしゃってましたか?
「いやいや、関心は高い」と。そうだけど関心は高いから多分この先のトレンドになっていくんじゃないかっていうことですし、多分楽天としてもあれが一つの商売になるんだろうなって気がしました。
世界から見て独自路線の日本のキャリア
さっき言っていたドコモの新しいAIのサービスに関しても、その人のプロフィールを知ってカードの使い道とかを知った上でそこに入り込んでいこうということなので、考え方としては同じ形でしょうかね。
まさに。だから日本のキャリアってちょっと世界から見ると異常で、これだけ周辺サービスやってる通信会社ってないんですよ。銀行持ってるとか証券持ってるとか。
最近は例えばPayPayがあったりとか、金融系も一緒にやってるのが当たり前というふうに思ってましたけど、特殊なんですね。
ぶっちゃけてガラパゴスなんですけど。けど、ああいった場所に行くと、やっぱり先進的な取り組みだし。
去年もKDDIの高橋さんが基調講演出てたりもするんですけど、今年は三木谷さんが出てるということで、要はそういった日本のこういったビジネスモデルは世界のキャリアからすると学ぶことが多いので、それでみんな聞きたがってるっていう話もあります。
あとKDDIはこれからそういった日本で失敗したことを含めて、世界のキャリアにコンサルしたいって言ってるんですね。だから今KDDIってローソンを傘下におさめていて、これもまたね世界からすると、なんじゃそりゃって話なんですけど。
コンビニエンスストアを持ってるキャリアってことですもんね。コンビニエンスストアの概念自体がちょっと、日本の中でも特殊ですし。
っていう中で、あそこまで真似しなくても、じゃあちょっとした小売と組んだらどうなるんだとか、じゃあPontaみたいなポイントサービスと組んだらどうなるんだっていうのは、世界のキャリアからすると日本のキャリアを学びたいっていうのはあると思います。
私はKDDIのブースにあった、ローソンでできる遠隔でいろいろやるっていう発表が面白かったんですけれども、あれはどういった仕組みなんですか?
遠隔でやるっていうのはロボットのやつですか?
それもありますしあとサービスですね。いろいろな例えばサービスをコンビニだったら郵便局よりもたくさんあるので、例えば地方のお年寄りが困ってたりした時にスマートフォンの何かサービスだったりとかそういうものをローソンにあるパネルを使って体験したりとか、っていう発表していた気がします。
そうですね。KDDIとしてはローソンを地域活性の場にしたいってのもあったりもするので、やはりそういった地域に住んでる人の情報発信源にするというのもありますし、ローソンを生き残らせるというか。
ローソンをもっと強くするためにKDDIとしては様々なテクノロジーを掛け合わせて強くしていくっていうのは今のスタンスだったりもするので、それを世界に向けて発信したということだと思います。
自分達で新しくお店を作るよりも今あるローソンを活用するっていう形の方がどんな所にもありますのでそれは面白いなと思いました。
NTTの講演
ドコモの公演もありましたね。
NTT?
あ、NTT、はい。
NTTは島田社長が来て講演をされていて、IOWNっていうね光電融合技術を世界に広めたいので、そこで講演したという感じです。
やはりNTTとしても数年前まではドコモ単体で出ていたのがドコモがNTTの完全子会社化になったことによって、NTTグループ一体として、NTTデータも入って、かなりMWCの中でもメインストリートと呼ばれるようなホール3を使ってやっていたというのが象徴的だったかなという感じですね。
世界の中での日本のキャリアの立ち位置というのは今すごく印象が深くなってきている感じなんですか?
それで言うとだいぶ押し上げたというか。
そうですね。一時期ちょっと撤退していたところがあって、MVCから個別ブース持ってない時代とかもあったので、それがだいぶ帰ってきたなっていうのは今年見てすごいなって。各社戻ってきたなっていう感じはありました。
日本で通信のキャリアをやっている人達もバルセロナに行って発表することに意義があるということですよね。
世界の通信を牛耳ってるGSMAっていう業界団体があるので、そこのメンバーになるっていうのが重要で、元々ドコモはそのメンバーだったんですけど、どこかのタイミングで降りたりとか。
一方でKDDIはそういった世界相手のプレゼンスを上げるために何とか入ってった。田中プロの時代から入るようになってたというところがあったりもするので、そういった自分達の持ってる技術を世界に売りたいとか、世界のキャリアと一緒に何かやりたいっていう時にGSMAが重要になってくるので、そこのプレゼンスを上げたい。
だからめちゃくちゃお金がかかるけどMWCに出展しているという。お付き合いで出展してる面も少なからずあるってことです。
本当に重要なポジションなんですね。
KDDIブースの様子
先ほど日本のキャリアのお話がありましたけれども、すごく各社いろいろと面白い発表されてたなというふうに思いますが、KDDIさんには車も出てたりしましたね。
そうですね、KDDIはいろんな技術を発表していて、車を置いて、自動運転車が町中走った時にその中には運転手は当然いないので、万が一病気が発生した時にはちゃんとそれを感知してセンターに連絡してくれる技術みたいなものを展示してたりですとか。
あとスマートシティとして改札にカードをタッチするとその人に合ったクーポンを出してくれる。さらにはその人に合った花言葉を教えてくれるみたいなのをやっていて。
これがすごいのが、ブースの外側に生花。生の花を置いていて、さらにこれ最終日雨が降って、みんな外へ行かず中にいたんですけど、KDDIブースは行列ができていて。
でした、お花をもらう方で。
で、しかもその大半が女性っていう。MWCでありえない光景が見られたりもしたんですよ。
あれは何か「あ、これは何が起こってるんだろう」っていうぐらいの。
びっくり具合でしたね。ただやっぱりああいった体験もの。自動運転車に乗って自分がお腹痛いって言うと反応してくれるっていう体験とか、あとカードをタッチするとか、あとねヒューマノイドロボットと喋るとかっていう、ああいった体験ものを散りばめているKDDIブースは非常にうまく人が回っていたなって感じがしますね。
面白かったですよね。やっぱり技術の提案ということだけではなくて、リアルにこれが自分達の生活に落ちてくるとどうなるのかなという。あれは意外と日本っぽさもありながら、ヨーロッパの方にも受け入れられる展示だったかなと思います。
もうKDDIは3年目なんですけど、まあ1年目はひどくて、無駄なスペースがあったりとか、何かよく分からない地球が回ってたりとか、何を言いたいのかさっぱり分からなかったんだけど、3年の時を経てだいぶ表現力が上手くなってます。
それはやっぱり石川さんが毎年助言も。
そうですね。これはもう常に見てますから。
地球はちょっとあんまりとか。
だってもう照明自体がKDDIのコーポレートカラーのブルーなんですけど、写真を撮ると人の顔がみんな青くなっちゃうんですよ。どう頑張っても青くなるみたいな。高橋社長の顔写真撮ってんだけどもめっちゃ青ざめてるっていうので、この照明どうにかした方がいいよってのを言ったりして、今年はかなり明るくなってる。
じゃあメディアのみなさんと一緒にさらに毎年ステップアップしているということですね。
各社のブースの特色
ちなみに今までここに出てきてないソフトバンクのブースは?
気になります。
ソフトバンクのブースは基本的にもう本当にちっちゃい掘っ立て小屋で。展示はせずに中で打ち合わせするっていう。
商談をする。
商談ブースになってる感じでした。これ去年もそうだったんですけど、各社MWCに対するスタンスが違うと言いますか。もうNTTはNTTグループ一体になっていて、各技術をモニターで紹介するみたいな感じになっていて。
パネル展示みたいな。
正直あんまり面白くなかったなっていうのがあります。これ前のドコモの頃はめっちゃ頑張っていて、やれ外側で楽器弾いてそれが5Gで遠隔でも同期するとか。
ちょっとエンタメに振っている感じ。
ARでサッカーボール蹴るとこうなるよとかっていうような、めっちゃ体感だったのが、NTTのグループに入ったら何かすごいつまんなくなったっていうのが。
大学っぽい雰囲気になってましたね。
まさにそんな感じ。で、KDDIはさっきのように体感型。で、楽天はもうミッキーがいるみたいな。
ちょっとパーティーみたいな。
そうそうパーティーとか、ディスカッションとか、そういう雰囲気で。みんなで寿司食べてお茶飲むみたいな。結構だからお寿司バンバン出てくるし、お茶も出るし。
かき氷とか配ったりとか。
和服の人がね。上を見ると三木谷部屋がドーンとあって、あそこで打ち合わせするみたいな感じの、もうミッキーを中心にした、ミッキーに会いたい人のためのブースになってるっていう。
ちょっと下から見上げると、三木谷さんが打ち合わせしてるのが見えるっていう。
チラチラ見えるっていうね。
すごく不思議な空間。
パッてカーテン閉められるっていうね。っていう四者四様で、ソフトバンクはもう打ち合わせに徹底していて、ソフトバンクとどっかが組んだ技術っていうのは関係先のところに展示してあるという感じ。
アライアンスとしてねいろんなところにあったので、「ソフトバンクのロゴを探せ」みたいな形にもなったりしていましたね。日本のキャリアさんで特色それぞれ違うっていうところは面白いですね。
ヨーロッパのキャリア
ちなみにリスナーの方も普段ヨーロッパのキャリアって意識されたことないと思うんですけど、私本当にヨーロッパに行ったのが10年ぶりぐらいでして、ヨーロッパでスマートフォンをしっかり使うっていう体験がそもそもなかったんですけど、今回経由地がパリだったので、フランスとスペインをまたいで国境を越えたときに、当たり前かもしれませんが、データローミングをしてると通信キャリアも変わっていきますし、そうか島国じゃないってこんなにキャリアをまたぐってことなんだなっていうのを実感したんですよね。ヨーロッパのキャリアというのは日本の勢力図とはちょっと違う感じなんですか?
どっちかっていうと海外のキャリアっていろんな国にどんどん出ていく傾向が強くて、Telefónicaって多分50〜60か国ぐらい出ているはずなので。Telefónicaはスペインですよね?スペインのTelefónicaと、Orangeも結構いろんな国でやってるし。
Orangeはフランスですね。
Vodafoneもいろんな国で、これがイギリスですね。ドイツのDeutsche Telekomはちょっと見かけなかったですけど。
T-Mobileですね。
そうかT-Mobileで出てるから。
キャリアがいろんなところで勢力図を…。戦ってるみたいな形に。
自慢をしあってるじゃないですけど、「俺がNo.1」みたいなのはその辺の4強〜5強で競ってるんですよ。
ちなみに4強というのはどこになるんですか?
まずTelefónica。Orangeそんなにデカくないと思うんですよね。で、Vodafoneも当然デカいですし、Verizonはいなかった…?いました?
アメリカキャリアはあんまり存在感なかったですね。
AT&TはいたんですけどVerizonはMWCにいなかったんですが、多分Verizonが4強の中に入ってきて、もう一個どこがあるかな?まぁでも今だと多分China Mobileになっちゃうと思います。圧倒的に。
そういったキャリアのみなさんが、結構華やかに展示をされているという。Vodafoneのブースに昔懐かしい携帯電話の一覧みたいなのがありましたね。
Vodafoneは40周年ということで、今回昔の端末を展示したという感じですね。
日本でもこういうのあったなっていう端末だったりとか、「あっこれこれ!」みたいなのがね飾られてて、ちょっと懐かしく感じました。
宇宙での通信
それと私が今年気になったものとしては、宇宙での通信というところなんですけど、北さんこれはいかがでしたか?
今年の通信の一番目玉というか。いろんなキーノートのテーマがあるんですけど、1番選ばれてるのがこのNTNっていう、衛星と携帯電話で直接通信をするようにしましょうっていうもので、これでもう世界中の人たちを誰も取りこぼさないみたいな講演をいろんな人がしてるっていうところで、通信の中でいうといま一番キートピックになってるのがNTNかなと思います。
私たちが知っている知識で宇宙と通信とかってなると、Starlinkかなっていう風にも思うんですけれども、Starlinkとはまた違うものになるんですか?
Starlink DirectっていうKDDIさんがやってるようなものにだいぶ近いんですけど、5G, 6Gで直接衛星と通信するための規格っていうのが今標準化で決められていて、今後どのキャリアもNTNを基本的にはやっていく方向に行くと言われてます。
これはじゃあもう、どこにいても繋がるような未来が、宇宙との通信で行われるようになるということですか?
Starlinkの基調講演をちょっと取材しましたけど、その時にはいろんな国でやってますよアピールをしていて、まぁ当然KDDIってロゴが入ってますけど、そこの横に「今年中にもう2キャリア増えるよ」ってちょろっと書いてあったので。
さらっと。
楽天モバイルは確かASTっていう別の会社と提携しているから、KDDI以外の残り2社ってどこだろう?みたいなね。
なんかもうそれは未来が見えてるなっていう感じですけども。宇宙と繋がってという形になることによって、例えば日本は地震や津波などの災害も多い国なので、災害の時に使えるネットワークができるとか、安定できるっていうところはやはりいいポイントですね。
あと山間地とか、本当に今まで繋がらなかったところで、携帯電話が使えるようになります。それこそ海の上でも使えるようになるので、遭難して電波がなくて亡くなるみたいな人はだいぶ減るんじゃないかなと思います。
今年はすごくNTNの発表が多かったっていう話を聞いてますけれども、これはなぜいまその波が来ている状態なんですか?
本当は6Gの目玉だったんですね、NTNが。5Gの目玉だったものがLTEに落ちてくるっていうのが、よくある現象だったんですけど、それと同じくで今「5G NTN」っていう、5Gでももう早くやろうぜって言ってやり始めてる人たちがいて。正直やっぱりちょっと電波を速くするとかっていうのはもう若干みんなお腹いっぱい感があって、
これ以上速くなくてもみたいな。
もう10年ぐらい前から言われている技術をやっと今実装し始めているところで、ちょっと目新しさがなくて。で、やっぱり一番の目玉これからは「衛星だ!NTNだ!宇宙だ!」ってなってるというところです。
一番やっぱりキャッチーだから、みんなそれを発表したいっていうところがあるのかと思います。
で、あと今現状Starlinkが独走状態なので、Starlinkに頼らざるを得ない状況になってる。日本でも3社がStarlink頼りになるっていうのは、じゃあこれ本当にいいのかっていう議論もあるわけですよ。やっぱり創業者のイーロンマスクのご機嫌によって、急に止められたらどうしよう、みたいなこともあるじゃないですか?
日本っていう立場からするとじゃあそういった、災害時に使うかもしれないし救助に使うかもしれないっていう時に、海外のネットワークに頼っていいのかっていうのもあるので、できれば国産でそういうのがあったらいいなっていう考えもあったりもするので、Starlink以外をなんとか育てようっていうので、業界的には考えてる節もあるっていう感じですね。
じゃあどこの国も自国でそういったものをちゃんと作りたいなとか、そういったインフラを作りたいなという気持ちはあるんですね。
第二の選択肢が求められてると思います。
MWCの発表が実装されるまで
やはりね展示会となると、トレンドとか今この後どうなるかといったところのテーマになりますし、もう既に実装されているものというのは発表というところにはならないので、今回のMWCで発表されたものが実装されるまでにもちょっと時間がかかるというイメージですか?
今業界的には「じゃあ6Gどうするんだ?」って話があるので、それが去年までは2030年と言われてたのが、1年早まって2029年ぐらいということになっていて、いやもうあと3年ぐらいしかないじゃんという時に、まだ何か「6Gとは」っていうのがみんなモヤっとしているというか。
5Gのときのような盛り上がりというか、「何ができるようになりますよ」っていうのはあまり見てないですね。
Ericssonみたいなああいったネットワークを売る会社はもう明確に「センチ波」だって言ってるんですよ。5Gの時は「ミリ波」って呼ばれてたんですけど、それがセンチ波って呼ばれる。
ミリがセンチになる。
もうちょっと飛びやすい電波を使いましょうねって話で、彼らとしては具体的に言ってたりもしますし、一方でドコモとかに話を聞くと社会課題的に6Gは使うべきだよねみたいな。人口減になるからそこを解決するために使いたいなっていうことを言ってたり、なるほどみたいな感じだったりもするんですけど。
っていうところで若干6Gに対する温度差があるというか。Qualcommは「センシング」、要は電波を使っていろんなものの場所を測位するみたいなのに使おうかっていう話をしてたりもするので。
まぁだからもうちょっと6Gとはって固まってくるのは時間がかかるのかなって気がしますね。
あんまり6Gという文字は見なかったなというような気がするんですよね。
今年の中で言うと、一応6Gを展示してるところはそこそこあったはあったんですけど、ただ盛り上がってなかったんですよね。
あとはチップメーカーとかですね。Qualcommとかに行くと6Gの展示。あとはIntelとかに行ってもあるんですけど、なんかそういう中のパーツを使ってる人たちは早く新しいジェネレーションに行ってほしいみたいなところがあるんですけどユースケースがないので、やっぱり展示をする人たち、例えばベンダーだったりとかキャリアだったりとかっていうのは、6Gだからこれっていうのを打ち出せなかったんだろうなっていうのがあって、たぶん盛り上がってないっていうのがあると思います。
私はこの番組でも紹介した「ポケとも」がSnapdragon搭載っていうところで、Snapdragonのところにポツンと置かれてるのを見て「君も来てたのか」という気持ちになりましたけど、ただいろんなチップを積んでいるAIの端末の中で、彼だけが異質な感じでした。
異質でしたね、浮いてましたね。
すごく日本っぽい。それはそれでガラパゴスなのかもしれませんけれども面白いなと思いました。
初めてのスペインの印象
ちなみに石川さんがMWCを取材されてから何年ぐらいが経っておりますか?
MWCの前の3GSM World Congressの最後の方から取材してるので、20年超えだと思います。
20年取材し続ける理由というのは?
いや単にバルセロナで美味しいご飯を食べたいなっていう。そこに尽きますね。
そこに尽きちゃうんですね。でもそれはちょっと正直、今回初めてMWCに行ってみて本当に…。
どうでしたか?初めてのMWC。
すごく私が思っていたステレオタイプなスペインは情熱の国みたいなところがあったんですけど、私が行って思ったのは「おもてなしの国」だなっていうのをすごく感じたんですね。
比較対象がどうしても私、アメリカに取材に行くってことになると、アメリカのおもてなし度との比較になってしまうんですけども、どちらかというと日本に近いような。例えば店員さんの態度であったりとか、あとおすすめしてくれる感じとか、あとちょっと汚れたらすぐ拭きに来てくれるとか、でもチップがないっていうところは日本に似てるなって感じましたね。
自分今回ホテルにマイク忘れちゃったんですよ。DJI Mic。それ全然気付かずに次のサン・セバスチャンっていう街に行ったら、現地に着いたらホテルの人からSMSが飛んできて、「何かエレクトリックデバイス忘れてるよ」という話になって。
エレクトリックデバイスとは。
何だこれ?って自分でもよく分かんなかったんですけど、いろいろ調べてみたらマイク忘れてたんだと思って。で、連絡取り合って、山根博士がまだバルセロナにいたので、山根博士にホテルに行ってもらってピックアップしてもらったりとかして。なかなかそういった連絡を個人的にしてくれるところってないと思うので。
私も数々忘れましたが、連絡してくれたことはあまり、アメリカとかではなかったです。
それもずっと、自分はバルセロナで同じホテルにもう20年ぐらい通ってるので、知り合いがいるという感じなので、それで何かうまく解決したって感じだったりもするので。
定宿にお忘れのエレクトリックデバイスだったんですね。
親切だなと思って。
北さんはスペインは?
スペインも初めてなんですよ。
どんな印象でしたか?
今までフランスとかデンマークとかに仕事で行ってたんですけど、スペインは料理が美味しいなって思いました。
美味しいですね。
日本人の口に合う。
やっぱり魚介類を食べる国っていうのは味覚が似てるんですかね。
旨みを感じましたね。
あと後半では3人でサン・セバスチャンという街にも行きましたが、あれはもう石川さんが自信を持っておすすめしたい街だと言ってくださって。
スペインの東側にバルセロナがあって、西側にサン・セバスチャンがあって、飛行機で1時間。で、さらにビルバオっていう街から車で1時間ちょっとって、結構遠いところなんですけど。
地中海からバルト海。反対側に移動するという。海が変わるという。
ただもう美食の街と言われるだけあって、何を食べてもめちゃくちゃ美味しい。
5年ぐらい前自分は一回、MWC行ったはいいもののコロナが流行り始めて中止になっちゃったということがあったんですよ。その時に時間が余って、だったらサン・セバスチャンに行ってうまいもの食おうぜって言ったのが始まりなんですよ。
行って中止になったことがあったんですね。
いや、前かな?行く前に中止になるって言われたけど、もうチケットもあるし、その時はまだコロナがあんなになるとは思ってなかったので、行っちゃえと思って行って。現地でオンラインの会見取材したりとかして、時間が余ったからサン・セバスチャンに行ったんですよ。
そうだったんですね。
こんなサン・セバスチャンなんて、一生に一回行けるかどうかだよな、と思いながら行ってたらもうかれこれ5年ぐらい通っているみたいな。そんな感じですね。
石川さんがサン・セバスチャンいい街だよっていう日本におけるアンバサダーになりつつありますよね。このテック業界では。
ただまぁ本当にサン・セバスチャンにハマってる人はもう本当にいっぱいいるので。
ピンチョスという食の文化があって、我々もツアーに同行させてもらったりしましたけれども、食文化の歴史を聞きながらお店を回るっていうのも面白い体験でしたね。
バルセロナのタパスとはまた雰囲気が違う。基本パーツは一緒なんだけど、料理のジャンルが若干違うというか。それもそのツアーで説明してもらったから、そういうフランス料理のそういう流れがあるんやなみたいな。歴史を聞いて面白いなって。
まぁ、いうても1時間〜2時間ぐらいじゃないですか、飛行機で。なのにこんなに文化が違うんやスペインの中でも、っていう面白さがありました。
ただちょっと、一緒に同行してくださったライターの中山智さんとかに聞くと、これって冷静に考えると東京で展示会があって福岡にご飯食べに行くようなものだから、結構遠いよねっていう話はありましたけれども。でも行くべき街だなと。
日本から考えたら誤差みたいなもんですからね。
新幹線で行ける範囲。
まぁだからそういった海系のものも美味しいし、肉も美味しいし、あとねチーズケーキがめちゃくちゃ美味しくて。
バスクチーズケーキ。
「バスク風」じゃない。
本場のバスクチーズケーキを出してる店もあって。
素晴らしかったです。
溶けてましたもんね。
溶けてましたね。テクスチャーもカスタードクリームみたいなところから、ちょっとチーズケーキに近づいていくみたいな。
っていうところもあるので、もうだから、幅広い人を受け入れてくれる街な気がしますね。
あとは日本人が多かったですよね。他の観光客としての。
そうかもしれませんね。結構一人でカフェふらふらしてたら日本語で「日本人ですか?」って言ってくださる方が多かったです。
自分もだってね飲んでたら「石川さんですか?」って声かけられまして。まさかの日本の通信業界で超有名な人も来ていて、ちょっとびっくりしたみたいな感じで一緒に写真撮っちゃいましたけど。
石川さんがサン・セバスチャンは美味しいよというのを言っていたからということでは…。
繋がってないと思います、そこはね。ただやっぱりそういったご飯に興味ある人は1度行きたいなっていうところだと思います。
でもあれ同じお店ですよね。カウンターにいたら。
1発目のお店でまさか会うっていう。
ツアー中にね、ちょっと記念写真を撮ったりしてましたけれども。サン・セバスチャン自体は映画祭もあったりとか、結構文化のある街でもありますし、私はカフェ巡りをしていたら柚子とか抹茶とかすごく食べ物にエビスとか福って付いてたり、日本リスペクトなのも多いのかなって。
なんか謎の日本語のお土産屋さんもありましたもんね。
ありました。偏った日本っぽいのがありましたけれども。日本のおみやげを、これどういう気持ちで誰が買うのかな?って思ったりしましたけど。
一軒店、ツアーで行ったところの日本支店というか、日本にお店を出しているんだっていうのが三重県にあるのがすごいびっくりして、パルケエスパーニャの近くや言うて。
やっぱり私のイメージは志摩スペイン村みたいな。でもバルセロナというかスペインというところ自体が、割と日本に親近感を持ってくださっていたりとか、日本人の肌に合うところだなという感じがなかったので、私は是が非でも来年もMWCに行きたいなっていうのは思いました。
来年のMWC
ぜひ来年。せっかくこの番組やってるから、メディアで行こうかなって。
そうですよ。
ちょっとね、一般入場は高い。
私はモバテクでメディアパス取ってますので。
そうですよね、取れるってことですよね。
北さんももちろんそれで取れるんですよ。そうすると見れるところも変わりますしね。
発表会見れたりしますからね。今回弓月さんが行ったおかげで取材の実績はもうできてますからね。
私はここで紹介もしてますからね。
1時間プラス、その前に30分ぐらい話してますし、この実績で来年は一緒にメディアの取材もできたら楽しいですね。
でも本当にすごくスペインという国自体も好きになりましたし、私は本当に帰りたくないぐらい、スペインに住めるなって思いました。
あとは今までこの番組1年やらせていただくことによって、ネットワークの知識みたいなものをお二人から教わったりしつつ、一度本場のMWCを見てみるとまた見えてくる世界も違うんだなと。
そうですよ。いかにラスベガスがつまんない街かって分かるわけですよ。
それはでも本当に申し訳ないんですけど、元々そんなに得意ではなかったんですけど、きらびやかな割には何かちょっと違うなって思ってましたけれども。
CESは毎年行きたくないなと思いながら、取材の中身が楽しくて行くっていう感じなんですけど、MWCに関してはまずスペインに行きたいなっていう気持ちがあるななんてことを思いながら、取材させていただきました。
みなさんもぜひMWCというもの自体に興味を持ってくださるのも楽しいと思いますし、スペインって一番安い時は往復13万円ぐらいで行けたりするらしいんですよ。
そんなんでいけるんですか?
オフシーズンで、MWCが被ってなかったりするオフシーズンはいいらしいと。
そうだから、気をつけなきゃいけないのは、2月3月は安いんですけど、MWC期間はホテルが高くなるので、そこにぶつかっちゃうととんでもないことになるので。
ホテルも航空券も倍以上高くなりますもんね。
そうなんですよ、だから取材に行くのか見に行くのか、今回興味持っていただいて美食に行くのかっていうところをみなさんにはね、ちょっと選んでいただければなと思います。
エンディング
Mobile Tech Labスペシャル。そろそろお別れの時間となりました。今日2曲、モバテクの中ではお届けしてますけれども、どちらもちょっとスペインにまつわる曲ということでした。
さて石川さん北さん。今日の1時間スペシャルいかがでしたか?
そうですね。MWC振り返れてよかったなというところですし、意外とスペインと日本の味覚が近いことを実感してるところなので、ぜひともスペインにみなさん行っていただけたらなと思いますね。
スペイン推しの番組。北さんいかがでしたか?
私今年MWCに初めて行って、全く余力がなかったというか、右も左も分からなかったので、モバテクとしての活動を向こうで全然やってなかったのが反省です。なので来年もぜひ行って、3人で何か現地でやりましょう。
本当に私は今回みなさんと一緒に旅をできたことで、ちょっと心の距離が近づけたなというような気持ちもありましたので、来年モバテクでまたMWCに取材で行けたらなと思っております。
