エージェンティックAIとは
エージェンティックAIは、与えられた目標に向けて計画を立て、必要な情報を集め、ツールやAIエージェントを使いながら作業を進めるAIの考え方です。質問へ文章で答えるだけでなく、状況を判断して実際の処理へつなげる点が特徴です。
「agentic」には、主体的に行動する性質という意味があります。ただし、どの程度の自律性があればエージェンティックAIと呼ぶかについて、製品や企業によって説明の範囲は異なります。
生成AIとの違い
生成AIは、入力された指示に応じて文章、画像、プログラムなどを作ることを得意とします。エージェンティックAIは生成AIを判断や計画に利用しながら、検索、アプリ操作、データ更新などを組み合わせて、より大きな目的を達成しようとします。
たとえば旅行の相談に答えるだけでなく、候補を調べ、条件を比較し、日程を組み、利用者の確認後に予約操作まで進める仕組みが考えられます。
AIエージェントとの違い
AIエージェントは、目的に応じて判断し、特定の作業を実行するソフトウェア上の主体です。エージェンティックAIは、そのAIエージェントを単独または複数組み合わせ、全体の処理を自律的に進める仕組みや性質を表します。
簡単に分けると、AIエージェントは「働く個々の担当者」、エージェンティックAIは「担当者が計画し連携しながら仕事を進められる仕組み」です。実際の記事では両者がほぼ同じ意味で使われる場合もあります。
モバイルとネットワークでの利用
スマートフォンでは、複数のアプリをまたぐ操作や、利用者の状況に合わせた提案への利用が期待されています。通信ネットワークでは、障害の予兆検知、原因調査、設定変更、復旧確認など、一連の運用作業を自動化する用途が検討されています。
自律性が高いほど確認が重要
AIが自分で操作を進めるほど、誤判断、不適切な権限利用、意図しないデータ変更の影響も大きくなります。実行できる範囲を制限し、重要な操作では人の承認を求め、記録や取り消し方法を用意することが重要です。「自律的」という言葉だけで、人の確認が不要になるわけではありません。
