矢崎飛鳥さんと語る「メディアとAI」【モバテク祭り】|モバテク vol.061

石川温・弓月ひろみ・北真也がお届けする「モバテク」。2026年5月31日に放送された第61回のアーカイブです。

2026年5月17日に開催されたモバテク祭りのラジオ公開収録の1本です。ゲストは矢崎飛鳥さん。メディアとAIについて語りました。

オープニング

こんばんは、番組パーソナリティの弓月ひろみです。Mobile Tech Lab。この番組は最新のモバイルテクノロジーを学びながら、これからの生活をちょっと豊かにできたらという番組です。みなさんもこんな未来になったらいいなを一緒に考えていきましょう。

本日はモバテク祭です。モバテク初の単独イベントということで、渋谷サクラステージ「404 Not Found」からお届けしております。そして私と一緒に番組を進めてくださるのはこのお二人です。

スマホケータイジャーナリストの石川温です。

INNOMO代表の北真也です。

よろしくお願いいたします。北さんモバテク祭公開収録ということでいかがですか?

緊張感があるんですがただ、会場からの反応をいただけるのですごくやりやすいというか、テンション上がりますね。

いつもはみんなを思い浮かべながらやってますからね。ちなみに渋谷の思い出って何かありますか?

やっぱり若かりし頃、ホントに20年とか前になっちゃうんですけど、渋谷の街で夜通し飲んでましたので、とにかく夜通し飲む街っていうイメージで、いつも朝を迎えてました。

石川さん渋谷の思い出は?

自分社会人になってから会社員を4年やってたんですけど、その時に青山一丁目にオフィスがあって家が駒沢大学だったんですよ。だからちょうど真ん中が渋谷で、仕事の帰りに通る街っていうイメージで、あんまりいい思い出がないです。

色々大変なことがあったなという思い出ですね。じゃあ今日はこの渋谷の記憶を、ぜひ塗り替えていただければと思います。

ゲストの矢崎飛鳥をご紹介

さてモバテク祭りでは3週分それぞれゲストをお迎えして公開収録を行います。本日のゲストは矢崎飛鳥さんですよろしくお願いします。

よろしくお願いします。アックン・オッペンハイマーです。

どうですか?公開収録。

もうちょっと緊張しろよって感じですよね。緊張します。

ちょっとリラックスした雰囲気でね、ということで今日はレギュラーメンバー3人と、矢崎さんの4人で公開収録を盛り上げていきたいと思います。会場のみなさんどうぞよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

メディアとAI

さて矢崎飛鳥さんをゲストに迎えてのトークテーマなんですけれども、「メディアとAI」です。これはなかなか深いテーマになりそうですよね、石川さん。

いやー、この話したいっすね。もうAIが出たことによってメディアの存亡の危機と言われてたりもするので。

あれですよね、インプットもアウトプットも関わってきますからね。

そう、だから結局誰も読んでいないんじゃないかみたいなことになりかねないので、その辺今現状どう変わっているのかとか、矢崎さんは超現場にいる方なので、ライターとしてもそこを聞きたいみたいです。

だから矢崎さんは本当に20年…、二十歳という設定でしたけど、20年以上。

紙の雑誌を20年ぐらいか、何歳なんだよお前みたいな。

紙の雑誌もWebで編集長もやったり、メディアとして本当に様々なことに携わられてきたと思いますけれども、今日のこのAI事情いかがですか?

いろんなパラダイムシフトがあったんですよ。石川さんもそうだと思いますけど、最初紙から、要するにDTPのシフトがありましたよね。で、DTPから今度Webのシフトがあって、Webから今度は常時接続・モバイル。さらに今度YouTubeだったりとかよりリアルタイム性が求められてライブ配信みたいなのになっていく流れの中に、またAIというのが入ってきたと思うんですよね。

ただAIが今回アウトプットだけじゃなくてインプット。今も言ったようにライターの人も使うし、なんならメーカーの人も使うし、普通のメディアと関係ない企業の人もみんな使うっていうんで、AIがなかったら多分今までとそんなに変わらない作業をしていたのが、だいぶがらっと変わりましたよね。

いろいろ変わりましたよね。

ゼロクリック問題

それで言うとまず読者サイドから見ると、メディアを見なくなりつつあるじゃないですか?

ゼロクリック問題というやつですね。

知りたいことを検索かければもうAIが要約してくれる。わざわざウェブサイトに行かなくて良くなった。っていうところでの影響って、メディア側としてはどう感じていますか?

めちゃくちゃあって。大体昨年末ぐらい、今まで私が携わってきたメディアよりはだいぶマス向けのメディアでテック系を扱ってるんですけども、そこでゼロクリック問題、要するにAIで情報を検索してAIが答えて、サイトに行かないで答えを得ちゃうっていうパターンで、大体1億PVぐらいあったのが、7,000万PV後半ぐらいまで落ちたんですよ。

そんなに減りましたか。

でもこれって意外と減ってないなって僕思っちゃって。もっと減るかなと思って。で、それは多分そのサイトの読者層だったりとか、テック系だったらもっと減ってると思うみたいな。

今ここの会場にいらっしゃる方も、どうやって情報を仕入れてるのかなと思って。結局SNSだったりとか、僕らの場合は結構横の繋がりもあるから何だったらメッセンジャーとかが最初のソースだったりしますよね。

みんながどのポイントで情報を仕入れているのかっていうのが、いよいよ分かんなくなった。記事を公開したらバーンと反応が来るっていう時代じゃないから。

それで言うとGoogleは、「そういったゼロクリック問題が出てくるよね」って指摘された時に、「いやいやそうじゃないんだ」と、「検索されてAIが要約するけど、その後バンバンページを見に行くんだ」と。

で、「さらに広告単価も上がっていくから、もう全然我々としてみんなハッピーなんだ」って言い方をしていたんだけど、じゃあメディア側からすると、PVは30%減で広告収入ってのはどうなっていったんですか?

その今の問題すごくめちゃくちゃ大きくて、要するにAIって開発競争じゃないですか、どこのメーカーも。で、結局実装が遅れると負けちゃうわけですよね、競争の世界で。だから最初にメディアに、レベニューをちゃんとシェアしようみたいな意見がまずなきゃいけないのに、そこを飛びますよね。そこを飛んで技術競争が始まって。

で、メディア側は搾取されてる搾取されてるつって、アメリカなんか結構訴え体質だから早速訴えたりしてましたよね。そこはまだ全然法整備されてなくて。

で、さらに言うと日本は、ちょっと企業名を出さない方がいいと思いますけども、ある大きなキュレーションメディアみたいなのがあるじゃないですか?そこも全然別に広告収入のレベニューシェアはもう微々たるものなんで、だから元々メディアにお金が返ってこない構図があった上に、さらにAIみたいな感じになってて。

で、結局どうすればいいのかっていうと、インフルエンサーと一緒ですね。インフルエンサーもプラットフォーム収入は、結構もうよほど大きな人じゃないと無理で、結局タイアップやったりとか案件やんないと儲からないのと全くメディアも一緒で。結局は広告収入だけだと儲からないから、イベントをやるとか有料配信をするとか有料記事を作るとか、そういった方向に移ってますよね。

AIの普及でインターネットの情報が消える?

それで言うと、この先メディアって多分いくつかバタバタいなくなってくような気もするんですよ。そうすると、だんだん新しい記事とか最新のニュースがなくなっていくというか、インターネット上に。

そうなると、Geminiが要約したくてもその元データがない、結局古いデータを引っ張ってこなきゃいけなくなってきて、結果Geminiって使えねーなってことになるんじゃないのかなと思って、AIが普及するとそしてインターネットに情報がなくなってくみたいな。

あーたしかに。

ドラえもんでそういう話はありましたよね。これ誰が書いてるんだろうって。

ディストピアですね。

そんな未来があるんじゃないのかなと思ってるんですけど。

でもさっき矢崎さんのおっしゃられていた、要するにインフルエンサーとかYouTuberっていうのは、プラットフォーム側から1クリックなり1再生に対してお金が支払われますけれども、メディアはこれだけの数字が取れてるよというところを企業に提案してここに広告を載せることに意味がありますよ、という営業した上で広告を取るわけですよね。

そうなんですけどメディアもメディアで、私がちょっと直前にやってたテックメディアとかもそうなんですけど、もうこうなるのは見えてたんですよ。こうなるのは見えてたから新しいことをやって、新しい収入源を確保しましょうっていうので、イベントとかに力を入れたりとか、オンラインサロンとかに力を入れたりしてたんですけれども、でも結局うちにはこんだけの会員数がいますとか、うちはこんなイベントをやってますって言っても、今度メディアにお金を出すメーカーとかが、そういうプランがないんですよね。

もう結構やっぱり古い、旧態依然としてて、間に入ってる代理店とかもあんまり新しいことチャレンジしてないから、結局何が起こるかっていうと、「PVいくつですか?」みたいな話になって。

いまだにそうなってるんですね。

20年前の議論じゃない?みたいな、「SNSのエンゲージメントはどんなもんですか?」ってそれも15年前の議論じゃない?みたいな。やっぱり間に挟む業界が全然進化してないから、結局古い感じですよね。

けど、いろんな人に話を聞くんですけど、AI時代でPV伸びてる媒体もあるっていう人いるんですよ。そこの人に話を聞くと、うちの媒体はあんまり一つの記事に対してページ送りをさせないと。アスキーとかめちゃページ送りされるじゃないですか。

一方でページ送り少ない媒体は、AIが読みやすいんですって。AIが読んでまとめやすいからPVが伸びると。今はてなとかも評価されてるじゃないですか。あれもやっぱりAIが読んでまとめやすいからPVが伸びていってるという話なので、PVが伸びる媒体も片やある。

だけど読んでいるのはAIなので、「はて?これって良いことなんだろうか?」みたいな。

AIが一番ソースとして参照しやすいようにすると、AIの信頼度が上がるので共に数字は伸びるというふうに言ってるメディアの方もいますが、そうすると書くのもAI・読むのもAI・まとめるのもAI、っていう形になりますよね。

読者はいるのかっていう。

読者がいないというね。

もう誰がお客さんなんだろう。

でも北さんはこのAIで普段例えば記事をまとめを見るのか、あとはブロガーとしていわゆるRSSみたいなもので今でもサイトを見に行くのか、どういう情報のインプットをされていますか?

結局AIのまとめって素晴らしいんですけれども、毎回同じようなことが書かれてるじゃないですか。そこにないもっと細かな情報とか、仕事でいうとやっぱり技術的な情報を探すときに、いわゆる検索結果で出てくるAIだけだと足らないというか、深さが足りなかったりするので、やっぱり結局検索結果をいくつか眺めていったりとか、検索キーワードを変えたりとかっていうのもやりつつっていうのと。

最終的にどちらかというとChatGPTとかに聞きながらどんどんディープダイブしていくような形で見ていって、そうするとそこでサジェストされた記事とかを見に行くとかっていうことをやるので、そういう意味では検索結果1発で出てくる情報はAIサマリーでいけるかもしんないですけど、それよりもっと深い情報もっと技術的な情報を追いかけようとすると、検索AIじゃちょっと足らないかなみたいな感じを持っております。

じゃあ深い記事を求めている人はいるという中で、さっき石川さんがおっしゃってたように、じゃあ書く側は読者不在かもしれない中で、何に向かってどういう情報を出していけばいいのかっていうところですよね。

ライターはAIをどう使うべきか

そう、だから自分はまだ一生懸命アウトプットは自分で書いてますけど、同業者の中にはもうアウトプットもAIにお任せしてる人も多々いるわけですよ。っていうのを、編集者の立場としてどう見てるのかなというのがちょっと気になるんですけど。

中には、AI絶対使ってないで書いてるって人もいれば、もう公言してる人もいます。「AIを使ってます」と。

で、AIで書いていることを公言しているライターの方は、ものすごいインプットをして、さらにそれを媒体ごとに、ですます調なのかである調なのかも含めてトンマナを揃えて、あとは読者層とか年齢層だったりとか、あとはどのぐらいまでテック寄りにするのかとかっていうのを、全部自分のプロンプトを組んでアウトプットしてる人もいるんですね。

ただやっぱりそういうふうに入稿するんだったら、それはそれですごい手間がかかると思うんですよ。Claudeですごいプロンプト組んで、各媒体用に。

秘伝のタレ的なものがあってそれがプロンプトに入っている。

で、そっちの方が僕からしたら大変そうに思う。僕だったら、そんな大量のインプットとプロンプトを用意するぐらいだったら、その媒体ごとに自分で書いた方が楽だなと思っちゃうのと、それをやってると最終的にはメーカーというか、出版社側がそれを用意すればいい、そのプロンプト用意すればいいってだけになっちゃうから、自分の仕事を奪いかねないなっていうのはある。

例えば石川さんみたいにストーリー性がある、今回のモバテク祭りでゲストにいらっしゃってる山根博士もそうですけども、この人の書いた記事が読みたいっていう指名性ですよね。

指名性があったらすごくいいんですけども、ここまで上り詰めるのって今からだとだいぶやっぱり難しいものがあるから、だから若手のライターがそういう入稿方法をするのはわかるんですよ。

ただ、AIがある前から例えばGoogleで検索して出てきたものを参照して記事を書くってことあると思うんですよ。それはちゃんと自分の言葉に直すじゃないですか。それと同じように、AIを使ってもきちんと納品する時は、出版社に合った形にせめてしてほしいと思うんですよね。

中にはもうほんとタグとかね、AIがやりがちなコロンとか脚注とかコピーしてそのままペーストして送ってくるのがいて、これはさすがにちょっとねっていうのはありますよ。

編集者さんのAI疲れじゃないんですけど、例えばブレインストーミングとかをする時にも、オンラインでもまたフェイストゥフェイスでも何でもいいんですけど、喋ってこういうのにしようああいうのにしようはいいと思うんですけど、ChatGPTがこういうのを出してきたけどっていう長文をドンって送ってくるのは…。

それもうめちゃくちゃ、昨日か一昨日ぐらいあって、とあるライターさんですよ。

ラジオの公開収録中ですからね。

だいたいメッセンジャーとかでやり取りするじゃないですか?「こんな記事どうですか?」みたいなのを。

今までだったら、「こんな取材したんですけどどうですか?」って、たまにプレスの案内状・PDFを添付してくるとかもありますけど。

でも僕はその人とだけ仕事をしてるわけじゃないから、何十人っていうライターの人から、記事を提案することもあるけど基本的には提案を受けて、こんな感じだったら記事載せられますねみたいな。

これは多分構造的なあれなんですけど、ライターさんって編集者さんに提案するんですよ。で、編集者さんが「取材行っていいよ」って言われたらいけるんですね。そうじゃないとお金にならないのでライターとしては。

この提案を全部読んでたらそれだけで原稿何個も校正してるのと同じになっちゃうんですよ。僕がどんなふうな見出しを考えてみたいになっちゃうと、さすがにちょっとオーバーワークになっちゃうので、なるべく見出しベースでいただいてるんですよ。

掲載した時にどのような見出しになるかっていうのだけと、あとはもう2〜3行、どんな内容かとかいつぐらいに載るかとかっていう、そういう追加情報だけ送ってくださいねって言ってるんですけど、何度言ってもAIでものすごい長文をバーンと送ってきて、「↑これどうですか?」って。

これを今度は読んでらんないから、俺はAIで要約するわけですよ。AI vs AIですよ。もうAI同士でやってくれよと。

それはもはやAIエージェント同士が会話すればいいってことになっちゃうかもしれませんね。

せめてAI使ってもいいから、人に提案するときは自分の言葉にしてほしいなっていうのはすごく思いますね。

例えば、「Appleが初の教育展示会に出展。こういうところが面白そうです、どうですか?」みたいな。

一言でいいんですよ。キャッチーかキャッチーじゃないか以外、何にも気にならない。内容なんて気にならないです、そんなに。キャッチーかどうかだから。

2,000字・3,000字送られてきちゃうと、自分も構成をやっぱり編集者として考えてしまうし、それを読み込んでこうならああならって思っちゃうという。

長文を人間に読ませるのが、犯罪になりつつありますよね。

確かにねChatGPTが出してくるものすごい長い文章、スクロールしながら疲れちゃいますもんね本当に。

だいたいメッセンジャーが飛んできて、ぱっと開いて、1画面に収まってないと閉じますよね。

閉じます。

石川温さんのAI活用法

でも石川さんは、AIを使わずに記事を書くというところを、これからも続けていきたいですか?

「アウトプットは」ですよ。けどインプットに関してはめちゃめちゃAIでようやってるというか。

取材した内容はNotebookLMに突っ込んで、概要見て、原稿を書くときに「あの人あの時なんて言ってたかな」っていうのを思い出すために使うとかっていうとこでいうと、めちゃくちゃ効率上がりましたし。

それによって書ける本数も増えてきたので、そういった使い方が今のところ、自分の中ではいいんじゃないのかなというふうに思っていたりもします。

インプットという意味ではさっき北さんもおっしゃってたような、技術とか誰かの知見のシェアみたいなところでは、そういうデータがたくさんあって、AIでそれを参照できるとすごくいいですよね。

誰でもできる情報っていうか、AIが得意なのってまとめというか、どっかにある情報を引っ張ってきて、いい感じにまとめてくれるのは得意なんですけど、インサイトってやっぱりただまとめてるだけの情報じゃなくて、もう1個さらにその人の持ってる知識とか経験とかが加わってくる情報なので、石川さんが書かれてる記事とかって、そういうインプットからのインサイトじゃないですか。

そういうものはまだまだ人間がやっぱ作っていかないといけないし、そこをできるAIっていうのがまだ今は、出てきてないわけではないのかもしれないですけど、どっちかというとまだまとめの領域なのかなっていうのを感じています。

それすごくわかります。音楽生成AIもそうだけど、やっぱりAIって個性が出せないんですよね。石川さんの原稿だと、僕らは石川さんの声で読めるわけですよ。

何か語尾を伸ばしがちな、石川さんのあの感じで読める。個性があるかないかはすごく重要ですよね、アウトプットしたものに。

AI時代になぜラジオなのか

でもそういう意味では北さんはこの番組に、スポンサーをしている側の、メディアに要するに広告を出す側の人でもあるわけじゃないですか。「このAIの時代になぜラジオ?」というふうに聞かれたら、どのようにお答えしてるんですか?

例えばですけど、今僕が何かのスポンサーをしますっていうときに、多分雑誌とかウェブメディアには出さないです。ラジオだからというか、こっちの方が多分深く刺さるやろうなみたいな感じでやっているところがあります。

体験がより重要になってくる。

だからYouTubeもそうですしやっぱり動画とか音声の方がより深く刺さっていくので。広告って読み飛ばすじゃないですか。僕も読み飛ばすなと思ったときに、やっぱりそういうウェブメディアとか文字のところにポンっとバナー広告出すんじゃなくて、今僕がやっているこういう形の方がいいんじゃないかなっていうふうに思いました。

自分もすごい長い記事とか書いてて、もちろん仕事なので完璧に校正をして、アウトプットまでするんですけど、「誰が読むんだろう?」と思うときがありますよ、長すぎるだろうっていうのは。

記事を読み上げるAI

でも何か、石川さんの記事を石川さんの音声で読み上げてくれるAIがあったらいいなとか思いますよね。

いやけどそれどうなのかなと思って分かんなくて自分も。まだ答え出てなくて。

楽天の決算会見、三木谷さんがずっとAIでセリフを読み上げるっていうのをこの一年位やってたんですよ。むちゃくちゃ面白くないんですよ。やっぱりね感情入ってないっていうか、見る側も所詮ねAIがまとめるからあれなんですけど。

で、この間の決算会見はなぜかリアルに戻ったんですよ。三木谷さんがちゃんと生で喋ってくれるようになって、やっぱりそれはそれで同じような言葉を言ってるような感じもするけど、面白くて聞いてられるっていう感じになるので、自分が書いたものが自動音声読み上げるのが、本当にみんなが聞いてくれるのかっていうのが、まだなんとなく自分の中では答えが出てないっていう感じですね。

やっぱりちょっと人間のパッションというか、そういう音の乗り方とか、今やっている公開収録みたいにお客さんの反応を見て声の高さが変わったり上がったりっていうのは、そういうところに人間性が出てくるんでしょうしね。

そこは大切なような気がします。

これからメディアが生き残るには

じゃあ矢崎さん、今後もしメディアに活路があるとしたらですね。ウェブメディアであったりとか紙のメディアは、どういう形にしていくといいと思われますか?

いま北さんがおっしゃったけど、より参加型というか、本当にここにしかないっていうのをやらなかったら、AIがこの後どんどん大きくなってどんどん平均化が進む、全てのものが同質化していく中で、もうここにしかないっていうコンテンツをやらないところはもう生きていけないですよね。

それをあんまりプラットフォームに頼ってマネタイズすると、結構ころっと手のひら返されるから、やっぱり自分たちのプラットフォームでやらなきゃいけない。だから今の時代にラジオっていうのは僕は全然、なるほどなって今ちょっと思いましたね。

弓月さんがやられているガジェタッチもそうだなと思って。

ガジェタッチもまさにそうですよ。

来てくださるみなさんがいて、そこでコミュニティとしてコミュニケーションがとれていると、その先に進めるのかなという気はしますが、ここから何かちょっと新しいメディアを、みんなでもう一回作り直すみたいな形になるのかもしれないですね。

そうですね。

矢崎さんのリクエスト曲

ということで残念ながらそろそろお時間となってしまいました。ここで1曲お届けしたいのですが、矢崎さんからリクエストいただけますでしょうか?

はい、今日はですね。「恋人はアンドロイド」っていう、すかんちの曲なんですけど。私ね、AndroidにGoogleのマスコットいるじゃないですか。緑色のツノが生えたやつ。あれのコレクターをずっとやってて。

ギターとか持ってますよね。

もう家がちょっとした博物館になってて、さすがにちょっと断捨離したんだけど、最近ちょっとデザインが変わったじゃないですか。また集め始めちゃって、ちょっとそれはもういいかげんにしろよって感じなんですけど、そんなわけで、「恋人はアンドロイド」すかんち、聴いてください。

じゃあちょっと曲振りをお願いしたいと思います。どうぞ。

すかんちで「恋人はアンドロイド」

恋人アンドロイド / すかんち

エンディング

Mobile Tech Lab、そろそろお別れの時間となりました。エンディングもこの4人でお届けします。公開収録いかがでしたでしょうか?

やっぱり熱気があるというか、反応がバーンって返ってくるのがすごい楽しくて楽しくて、テンションめっちゃ上がりました。

本当にいい感じのみなさんのパッション伝わってきていました。石川さんいかがでしたか?

矢崎さんと深い話できてよかったなって思います。矢崎さんとは関係としては長いので、最近こういった話あんまりできなかったので良かったです。

なんかまだまだこのお二人だけでメディアの話、5〜6時間いけるんじゃないかなって。

全然いけると思います。

何かやりたいですね別途。

矢崎さんいかがでしたか?

もうちょっと本当に口が滑りそうで怖かったですけど、やっぱりねいろいろ思うところはあります。AI時代のメディアについて。なんでねまたちょっと、追求していきたいなと引き続き思います。

はい、またぜひモバテクにも来ていただきたいと思います。

呼んでくださいよもっと、去年の夏以来呼ばれてないですよ。

すぐやりましょ。

リンクマンより全然、スタジオも近いですし、時間的な融通も効くと思いますので。

ここに来て一番を狙っていただくということで。

ぜひ来てください。