石川温・弓月ひろみ・北真也がお届けする「モバテク」。2026年7月26日に放送された第69回のアーカイブです。
Galaxy Unpacked 2026で発表された折りたたみ3機種について語りました。
目次
オープニング
こんばんは、番組パーソナリティの弓月ひろみです。Mobile Tech Lab。この番組は最新のモバイルテクノロジーを学びながら、これからの生活をちょっと豊かにできたらという番組です。
みなさんもこんな未来になったらいいなを一緒に考えていきましょう。そして今夜も私と一緒に番組を進めてくださるのはこのお二人です。
こんばんは、スマホケータイジャーナリストの石川温です。
こんばんは、INNOMO代表の北真也です。
今夜もよろしくお願いします。さあ、夏で暑い中ですけれども、夏祭り、屋台で食べたいものといえば、北さんなんですか?
もう食べたいというよりも、飲みたい、ビールを飲みたい。
いいですね。
焼きそば買ってビールを美味しくいただくっていうのが。
お祭りだとね楽しいんですよね。石川さんは?
子どもの頃って結構すごい食べ物を屋台で食べたいなって感じもあって、たこ焼きとかすごい欲しいなと思ったんですけど、やっぱりねこの十何年、町中で美味しいたこ焼きが買えるような時代になってるので、っていうことを考えるとなかなかじゃあね、夏祭りだからこれっていうのが、だんだんなくなっているなっていうのを、ちょっと感じてますね。
私は先日、平塚の七夕祭りに行ったらですね、すごい屋台がたくさんある中で、全部生成AIのポスターだったっていうのが、すごく印象的でしたね。
Galaxy Unpacked
さて、この番組では最新のモバイルテクノロジーを学んでいくということで、私たちが持ち寄った今注目すべきモバイルテクノロジーをご紹介していきます。本日のテーマは、石川さんお願いします。
Galaxy Unpacked、こちらでお届けしたいと思います。
ついにGalaxyの新製品が出ましたけれども、どうですか?
先日ロンドンで発表会がありまして、当然日本でも発売するというアナウンスがありました。ここ最近のスマートフォンの新製品って、AI、AI、すごい言っていたんですよ。で、今回のGalaxyも新製品ではAIアピールしています。
ただAIよりもどちらかというと、折りたたみの方に注力した発表会だったのかな、というところがありますね。ついにフォルダブルの時代が来ましたか。やはりSamsung Galaxyって、それこそこれまで7世代にわたって折りたたみスマホを作ってきました、というところでいうと、折りたたみスマホのパイオニアであるという感じです。
今回Galaxyとしては、今まではFoldと呼ばれる横開きの折りたたみと、Flipという縦開き、ケータイっぽく開く縦開きのものの2モデル展開でしたけども、今回はもう一つ追加して、3モデル展開というものになっています。
こちらが注目を浴びてるという感じになっていて、今までのGalaxy Z Foldに関しては、閉じると長細めという感じで、開くとやや正方形に近いような形になっていました。非常に薄くて軽くてね。今回も進化していていいんですけど、ただ弱点としてあるのが、動画を見ると意外と大きく見れないな、というところがありました。
開くと動画の上と下に黒い帯が入ってしまって。
余白があると。
意外と大きく見れないというところがある中で、今回の新しいGalaxy Z Fold8に関しては、若干縦の幅が狭くなっているので、これによって開いた時に動画が、非常に大きく見えるというところが特徴になっています。弓月さん、実際に触ってますけどどんな感想ですか?
このGalaxy Z Fold8の形、いわゆるパスポートサイズといいますか、今後多分主流になるんだろうな、というふうに言われてるものですけれども、手に馴染むサイズというか。フォルダブルってどうしても縦長のものが2つという形で、ちょっと手帳みたいな形だったのが、文庫本のように愛らしくなったというか。
で、またこの、画像というか画面のサイズが4対3とかで見られるので、YouTube、この方が迫力があるなっていうふうに感じましたね。
そうですね。やはり今もう圧倒的に動画を見てる、ゲームしているという人が多いので、そういった人に向けて最適なサイズ感になったんだろうな、というところがありますね。
北さんいかがですか?折りたたみがまず3機種出ているという中で、縦長タイプ、縦タイプ、パスポートの横開きタイプ。
全方位で行ってる、絶対ここは取られへんぞっていう覚悟を感じる、ラインナップですよね。
メッセージとしてはこの後いろいろな競合が出てくる中で、やはり今石川さんおっしゃってたように、Foldだけれども、数字が8なわけですから、今まで7世代分出ているという老舗感というのを、強く感じますね。
ちょっと聞きたいんですけどペンはどうなったんですか?
Sペンはどうなった?
それが今回もペン非対応となっているので、かなりバッサリいってるな、どちらかというと、薄型化の方を注力してるというところだと思います。ただGalaxyはペン対応していないんですけども、7月中旬に発表になった、motorola razr fold、こちらあるんですけど、こちらはペン対応をしていて、開いてもペン使えると、閉じてもペン使えるというものになっているので、motorolaは、Samsung Galaxyがペンを使えないならうちはペン対応します。という感じになっていて、折りたたみの中でもいろいろ方向性があるっていうことですね。
バチバチやりあってるわけですね。
どのフォルダブルを選ぼうというか、折りたたみにしたいなと思う人が、どれにしようかなって選ぶ市場になってきつつあるということですかね。
フォルダブルは流行るのか
今までGalaxyは一生懸命7年8年頑張ってきましたよ、というのがあって。で、motorolaも、今まではFlipだけだったのが、Foldをやるようになりました。で、一方で中国メーカー、OPPOとかね、あと他のメーカーも折りたたみやってきたという中で、みんな頑張ってきたんですけども、なかなかね、市場が広がってないという状況がありました。
そんな中、数年前からPixelも折りたたみやっていて、これでいよいよ盛り上がるかって言っても、なかなかそんな感じでもなかったというところで。ただね、Android勢として期待しているのは、今年9月にAppleが折りたたみを発表するでしょう、っていうところがあるので。
しかも今回Galaxyが発表したパスポートサイズに、かなり近いサイズ感だと思うので、じゃあAppleが出た時に、Appleの折りたたみがいいのか、Android勢の折りたたみがいいのか、というところの勝負になろうとしているのかなと。Android勢にとっても、Appleが出ることによって市場が広がる、その時に選択肢としてどっち選ぶの、というような流れに持っていきたいんだろうなっていう感じですね。
石川さん、カメラ性能という意味では、もちろんUltraの方がいいでしょうし、例えばiPhoneでいうと、Proといったモデルの方がいいのかもしれませんが、フォルダブル、意外とそんなに写真にはこだわらない方が使う、イメージなんですかね。
折りたたみスマホのカメラ性能
やはりフォルダブルってどうしても2枚のパネルを重ねるので、厚くなってしまう、というところもありますし。1枚あたりは薄かったりもするので、そこにカメラのモジュールを入れるというところが、結構厳しいんじゃないのかなというところなので、カメラの性能は若干犠牲になってるというところがあります。
ただ一方でmotorola razr foldに関しては、DxOMarkと呼ばれる、カメラ・デジカメのカメラを評価するところで、No.1を今のところ取っているという状況になっています。motorolaとしてはカメラ頑張ってますよというふうに言ってるんですけど、ただカメラの部分を見ると、やっぱめっちゃ厚いんすよ。ポコって出てる。
そうなっちゃいますよね。
部品が入ってれば画質は良くなるけども、結果厚くなるというところだったりもするので、どこを取るかというところが鍵なのかなと。薄さを取るのか、折りたたみでもカメラ性能を取るのかというところで、メーカーの考え方も違うし、だからこそユーザーはどれを選ぶのか、というふうな選択の仕方になると思いますね。
全部盛りがいいのかミニマムがいいのか。北さんはどっちがいいですか?
全部盛りがいい理由
僕は全部盛り派ですね。
ガジェット好きな人としては、やっぱり全部盛り、ゴテゴテしても全部盛りがいいなっていう。
カメラ用と、フォルダブル用みたいな感じで、ちょっと分けるのめんどくさいなと思って。
フォルダブルと例えば、カメラっていう考え方だとどうですか?
あー、いやー、結局カメラも持ってるんですけど、なんやかんやで、スマホばっかり使っちゃうので。
取り込むのがねちょっと、面倒とかっていう気持ちになったりもしますもんね。
なので、一個のスマホで全部が完結できるっていうのは魅力だなっていう気はします。
今回だからGalaxyの新製品触ってて面白いなと思ったのが、今一生懸命AI機能強化しているじゃないですか。で、先読みをするっていうのが今スマホAIの競争ポイントで。今回のGalaxyは例えばLINEで、「来週末ランチしない?場所ここなんだけど」っていうふうにメッセージが来ると、AIが判断して、カレンダー、スケジュール帳のリンクを貼っておいてくれるんですよ。
それをタッチすると、折りたたみの広い画面が半分になって、片方にはLINEで、片方にはカレンダー機能が表示されるので、それでカレンダーで空いているかどうか確認する、ということができたりもするので。やはり今までってスマホAI頑張ってますけど。
普通のストレートタイプのスマホだと、そういったことってちょっとやりづらいというか、アプリの切り替えしなきゃいけなかったのが、2つのアプリを同時に表示するというところで言うと、ああいった折りたたみの画面というのが、非常に活きてくるのかなという気がしましたね。
Galaxyの新製品の強み
これはやはり、今まで積み重ねてきた経験値を感じますよね。いちいちそこにセットするというのではなくて、自動的に連携してしまうという。
やっぱり折りたたみと、折りたたみでさらに言うとアプリケーションを2つ表示させるとか、連携させるって、結構メーカーが頑張っただけでは難しくて、Android側もそういった手入れなきゃいけないし、さらにアプリ屋さんもそれなりに手を入れなきゃいけないってことで考えると、やろうって言ってもねなかなか時間かかるわけですよ。そんな中Samsungが強いのは、7年8年やってきた、Googleとも仲が良いと、アプリ屋さんとも一生懸命関係を築いてきた、あとチップ屋さんとも仲良いと、というようないろんな、パートナーが手を取り合ってやってきたという、アドバンテージは相当あるんじゃないのかなと思いますね。
それとカメラ機能というか、例えばインカメラとアウトカメラを組み合わせて使ったりできる、デュアルカメラが、上にも分けられるし横にも分けられるし、PinPみたいな囲みみたいな形にもできるし、そういう遊び心があるのも、すごくGalaxyならではかなという印象です。
ずっとねGalaxyは頑張ってるんですよ。頑張っているんだけどこの世の中、iPhoneしか知らない人がいっぱいいて、それでねApple万々歳だって言ってる人がいっぱいいるから、なかなかどんなにいいものを、GalaxyなりAndroidのメーカーが作っても、見向きもされないっていう状況があるんですよね。
特に日本だとちょっと浸透率まだまだ低いのかなという、印象もありますけれども、でも非常によくできた、バランスのいい端末だなという風に、3機種どれも思いましたし、中のソフトウェアのところを、楽しい使い方ができるっていうような、ポジションで考えているのがいいなと思いましたね。
なんだかんだ言ってねGalaxyってね、世界No.1のスマホメーカーだったりもしますし、日本ではまだまだ頑張らなきゃいけないんですけど、世界的にはね本当にNo.1のところがいっぱいあったりもするので、そう考えると、あとね、部材をいろいろと企業内・グループ内で持っているというところもね、ディスプレイもSamsungのグループ会社だったりもするので、そういった技術的なアドバンテージも、あるというところで言うと、相当強いメーカーなんじゃないのかなと思いますね。
Flipはどんな人に向いてる?
ちなみに石川さん、この3タイプの中で、縦に折れるGalaxy Z Flip8。これを残している理由というか、ここはもう全くターゲットが違うというふうに、考えていいんでしょうか?
そうですね。これまで過去の経緯とかを見ても、どちらかというと、若い世代を狙ってるのがFlipなのかなというところだと思います。だからそれこそ、折りたたみを、ライフスタイルの中に溶け込ませるのがうまいというか。それこそ自撮りをするのには机にポンと置いて、インカメラ向ければ撮りやすい。
直角に置いて。
外側を向ければ、綺麗な画質で撮れたりもする、というのもあったりもしますし。例えばその折りたたみのものを、カバンに挟んで持ち運ぶとか、服に挟んで持ち運ぶとか、そういったことをできるような人に向けたものなのかなと。
お値段もちょっと安かったりもするので、幅広い人を狙っていくという感じですし。Foldに関しては、ビジネスパーソンとか、あとはそれこそゴリゴリいろいろとね、スマホで動画見たい、ゲームしたいという人向けのモデルになっているのかなという感じですね。
プライバシーディスプレイ
ちなみにGalaxyといえば、プライバシーディスプレイが去年発表されてますけれども、Fold8には載らないんですかね?
そうですね。それはだからプライバシーディスプレイは、ストレートのS26に載ってたやつですよね。だから折りたたみに関しては、またそれは載せにくい、というところなんじゃないですかね。
折ってしまえば見えないっていう。
というところもあるので、それは多分差別化されてるんじゃないかなっていう感じですね。
ちなみにこの気になるお値段なんですけれども、いろいろなところでねやっぱり、キャリアさんも販売されますし、オンラインでも販売にはなるかとは思うんですけれども、なかなかちょっと衝撃的な価格ではありますね。
気になる価格の話
そうですね。今回だからね、今までのモデルを引き継ぐUltraというモデルと、さらには新しいパスポートサイズのノーマルのFold8、さらにはFlipと呼ばれる3モデルがある中で。一番値段が高くなるであろうUltraに関しては、256GB、一番安いモデルで、Samsungオンラインショップで296,780円、最も容量の大きい1TBで386,780円という値段がついているので。
昨今の円安基調、1ドル160円を超えてるというところもありますし、特に大きいのはメモリ。メモリ高騰がある中で、ストレージとメモリ、もろに影響を受けてるという状況になっています。
で、びっくりしたのが今回ね、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル、それぞれ4キャリアで扱うという状況にもなっているんですけども、各キャリア、ちっちゃい256GBしか扱わない、という状況になっているので。もうだから、それ以上のストレージのものは高くて売れないだろうという判断があるのかな、というところですね。
そもそも1TBあったとして1TBを使うかと言われたら、使い切れない人も多いかもしれないですし、今本当にメモリ系が高くなってるので、写真はどんどん他のところに移してって、いう人もいると思いますが、確かにキャリアで35万とか、38万のものを買う人っていうのは、そんなにいないかもしれないですね。
いや、だから業界的には、折りたたみスマホ、Galaxy頑張ってます、motorolaも出しますって言ってたところで、Appleが出てくるという中で、今年こそは折りたたみスマホ元年だって盛り上がりたいんですけど。価格がもうどうにもならないっていうところで、かなり水を差されてる状態なのかなと。
で、市場を見ると今ね、中古スマホは売れているという状況だったりもしますし。ちょっと前にあったAmazonプライムデーとかも、今年発売になった、去年の末とか発売になったモデルが、結構安く売られているという状況もあったりもするので。あれで結構売上を上げているところもあったような、媒体もあったようなので。
アフィリエイトで、っていうのを聞くと、まあみんながそうやってスマホ高いなっていう中で、まあちょっと最新、これから出るものじゃなくて、ちょっと新しくて安くなったものを買う、という流れになってしまっているのかなというふうに思いますね。
スマホはもう高いものだというふうに認識を改めるのか、中古で今の程々の値段のものを買うのかっていうところになるかもしれませんが、北さん、このZ Fold8 256GBが269,880円。お値段聞いて率直にいかがですか?
でも30万いかなかったのは、偉いなっていうとちょっとあれかもしれないですが、今もう一番いい端末で30万ぐらいいっちゃうみたいな、風潮がある中で、一応その金額まで抑えたのが、すごいんじゃないかなっていう、他の会社の様子を見る限りだと、しゃあない金額かなっていう気がします。
これは他社も大体このぐらいの価格で、揃えざるを得なくなってきそうでしょうか?
やはりメモリ高騰に関しては、どのメーカーも本当に悲鳴上げてる状態で。例えば中国メーカーとか、あとグローバルで売っているようなメーカーで、数いっぱい調達すれば安くなるんじゃん、というものでもなくなりつつあったりする、というところだったりもしますし。
Appleも、メモリ調達できなくて困っているというニュースもあったりもするので、まあこれしばらく厳しいなって感じもしますし。9月に発表になるiPhoneはいくらになるんだ、というところが注目ですかね。
企業も上げたくて上げているわけじゃないという、できれば売るために程々の価格にしたいけれども、もう材料費がかかるので、もうやむを得ないというようなところですよね。
さらに日本は円安基調なので、ダブルパンチでどうしようもないっていうところですよね。
ちょっと新しいもの好きとしては、お財布に厳しいなという気はしますけれども、ちょっとワクワクするような発表でしたので、みなさんもぜひチェックしてみてください。
エンディング
Mobile Tech Lab、そろそろお別れの時間となりました。石川さん、北さん、今日の放送いかがでしたか?
そうですね。やっぱりGalaxyの本気を見たというか、iPhoneのFoldもやっぱり楽しみなんですけど、こうやってAndroidとかが、いろんなことを、いろんなものを出してくれるっていうのは、それはそれでやっぱガジェット好きとしては、両方盛り上がってる方が楽しいので。
折りたたみ一筋7年。
7年8年、さすがと思いました。
石川さんいかがでしたか?
そうですね。やはりGalaxyに関して言うと技術的にもすごいし、さらにそういった使う提案もしてくれるというところで言うとね、非常に頑張ってるメーカーなので、もっと日本で認知されるといいなというふうに思ってますね。
みなさんもぜひチェックしてみてください。それではまた来週もこの時間にお会いしましょう。お相手はパーソナリティの弓月ひろみと。
スマホケータイジャーナリストの石川温と。
INNOMOの北真也でした。
それではまた来週。
