こんばんは、番組パーソナリティの弓月ひろみです。Mobile Tech Lab。この番組は最新のモバイルテクノロジーを学びながら、これからの生活をちょっと豊かにできたらという番組です。みなさんもこんな未来になったらいいなを一緒に考えていきましょう。
そして今夜も私と一緒に番組を進めてくださるのはこのお二人です。
こんばんは、スマホケータイジャーナリストの石川温です。
こんばんは、INNOMO代表の北真也です。
今夜もよろしくお願いします。さて9月に入りました。食欲の秋ですけれども、北さん、秋になると食べたくなるものはなんですか?
去年も言った気がするんですけど、月見バーガー、食いたくて食いたくて。
月見バーガーの話から1年経ちましたね、やっぱり月見の季節ですね。
食べたいです。
石川さんは?
さんまなんですけど。
さんまですよね、やっぱりね。
一昨年までめっちゃ値段が上がってますよって言われてて、去年値段が下がったんですよ。「よし!」と思ったらどうやら今年は上がり基調になってるという感じで、どっちなんだっていうね。
中庸が取れないっていうところですけれどもね。
さんまうんぬんよりもさんまの値段が気になるみたいな感じになってますね。
さんま高なのかさんま安なのか。
弓月さんはどうですか?
私もやっぱりさんまなんですけど、あとはねやっぱり焼き芋とか、最近通年通していろんなところでお芋売られるようになりましたけど、やっぱり秋はおいしくなるので食べたいなと思ったりしています。
目次
災害対策とジャパンローミング
さてこの番組では最新のモバイルテクノロジーを学んでいくということで、私たちが持ち寄った今注目すべきモバイルテクノロジーをご紹介していきます。
本日のテーマは災害対策です。9月は防災の日もありますし、災害対策気になるところですが、石川さん、最近熊本地震でJAPANローミングが活躍したという話がありましたね。
ここ最近各携帯電話4社、災害時の対策として普段から連携をとっているというところがあります。という中で今回非常に役立ったのが、JAPANローミングというふうに言われています。
これね全国4社でそれぞれ独自に基地局・アンテナを設置していますけども、場所によっては例えばドコモの基地局を使えなくなりましたとか、auが使えなくなりましたとか。でも他の会社の基地局は生きてますということもあったりもするので、だったらそういった場所は契約している別の会社のネットワークが使えるようにしましょうというような取り組みをしています。
これがJAPANローミングという仕組みですけども、これがねここ最近台風もそうですし、今回の熊本の地震もそうですし、そういった時に稼働するようになって、かなりそういった繋がらないっていうことがなくなりつつあるというふうに言われてます。
相互乗り入れじゃないですけれども、繋がらない時には他のサービスを使えるというようなイメージですね。
複数の連絡手段を備える
災害対策ということなので、石川さん「普段から気をつけておきたいこと」モバイル周りでの気を付けるべきことなんでしょうか?
どんな災害が来るのかも当然分からないというところもありますし、じゃあ自分の使っている携帯電話会社が使えなくなるのか使えるままなのかというのも分からないというところもある中で、いちユーザーとしてできることとして考えられるのが、一つには大切な人とは複数の通信手段といいますか。連絡手段を持っておくことが大切なのかなというふうには思っています。東日本大震災以来、LINEが多くの人にとっての連絡手段になってますけど。
日本のインフラですからね。
じゃあ本当に大きな災害が起きた時にLINEが動き続けるのかというところもあったりもしますし、一方でそういった他の連絡手段、例えば電話番号ベースのショートメッセージ、iMessageとかRCSとかも繋がるようにしておきたいというのもあったりもしますし。
あとFacebookとかXとか、そういったのでも繋がっていくようにしておくということをしておけば何かしらの連絡手段があったりもするので、万が一という時にも非常に繋がる可能性が高くなってくるんじゃないのかなと思いますね。
北さん災害対策何かあるでしょうか?
例えば、災害にすぐ気づけるアプリを入れておくとかっていうのもありますし、JAPANローミングはできてるんですけども、いろんな通信の、例えばマルチSIMにしておくのもあれば。
複数の契約を持っておくっていうことですね。
今回例えばStarlink Directなんかも非常に使っている人が増えたっていうニュースもあったので、その辺りで結構災害対策に、Starlink Directがある回線を持っておくとかって、結構今回効いてたんじゃないかなというのがあるので、そういった回線的な冗長をどうやって組んでおくかっていうのは一つあるかなと思います。
緊急速報メールについて
あとは災害のメール、そういったものをちゃんと受信できるような状態かどうかを、確かめておくというのも大事ですね。
そうですね。
エリアメールか緊急速報メールなどは必ず来るものですか?
エリアメールはNTTドコモの商標なので、緊急速報メールっていうのが一般用語だとして、あれはそこの基地局にちゃんと在圏していて、メールをサーバー側から送る仕組みではないんですよね。一斉にバンって送ってそこの基地局にいる人に、サーバーと通信できないような状態になったとしても、とにかく届けっていって送るようなメールなので、必ず届くっていう仕組みになってるんですね。
それを自分でチェックするとかはできないんですけど、そういう各キャリアで絶対にそれが受信できるようにってのを必ずテストして出しているので、一番セキュアに情報を受け取る方法が今は災害速報メールかなと思います。
そうなるとモバイルバッテリーを持っておくとか、家の中にはポータブル電源を用意しておくとか、そういったところも対策になりそうですね。
あとは8月に千葉県は豪雨でたくさんの被害がありましたので、先ほど北さんが言っていたような、災害に気づけるアプリを入れておくっていうのも大事そうですね。
Yahoo!天気とかもそうですしアメミルもそうですし、あと個人的にはNERV防災アプリも非常に有用だなと思ってます。
衛星通信とHAPS
石川さんも何かその他対策とっていらっしゃいますか?
そうですね、やはりそういったアプリケーションを入れておくというところは重要だと思いますし、あとやはり先ほどもありましたけど、衛星を使えるようにしておくということは重要なのかなというところだと思います。
やはりStarlink Directに関して言うと現状、ドコモ・KDDI・ソフトバンクで使えるという状況になっているので、対応機種相当増えてたりもするので、まずはご自身で確認しておいていただけたらなと思います。
あと楽天は年内にAST SpaceMobileという会社と組んで衛星サービスを始めるので、楽天使ってる人もそれによって使えるかもしれないというところもありますし。
あとはHAPSと呼ばれる飛行船型の空から電波が降ってくるというサービスもこの8月ぐらいにソフトバンクも始めようとしてたりもしますし、ドコモも9月ぐらいにやるよという風には言っています。
ただ試験的にやろうとはして、8月の段階でやろうとしたんですけども、台風には弱いらしくて。HAPSって成層圏を飛んでいるので、台風関係なさそうに感じるんですけど、やっぱりどうしても成層圏であっても気圧が変わったりとかして飛ばなくなるとかってあったりもするので。
非常に期待できるサービスですけども、そういったところもあったりもするので、キャリア側としても複数のサービスを用意しておいて通信提供しようという流れになってるのかなって感じですね。
おさらいになるかもしれませんが、この番組でも何度かHAPSというワードが出てきてますけれども、北さんこれは成層圏から地球に向かって電波を吹いている?
簡単に言えばデカいドローンが飛んでいて結構な広いエリアをカバーできる。ちょっと強めの基地局を積んでいるドローンが飛んでるって思っていただくと。
宇宙船みたいな感じのイメージですか?
飛行機は飛行機なんですけど、アニメに出てきそうな形の。
可愛い感じの。
飛行機型を開発してたんですけど、とにかくソーラーの力で充電するんですけど、やっぱり日本は緯度がちょっと高いので、なかなか充電できないってことになってたんですよ。
太陽が足りないみたいな。
っていうのでソフトバンク飛行機型やってたのに、急に飛行船型、要は風船型にして。
面を大きくしていくイメージですか?
軽い空気で飛ばすみたいな感じにしてるんですよ。しかも今ソフトバンクって日本でそういった飛行場を作ってなくて、アメリカから飛ばしてくるんですって。
アメリカから飛ばして成層圏を移動して、日本のために。
1〜2週間かけて飛んでくるみたいな。
で、アメリカに帰って行くんですか?
帰って行くんですよ。しかもだから日本に台風がいると近づけないから、どこか別のところで止まってて、日本から台風がいなくなったらこっちにやってくるみたいな状況になっている。
それが台風に弱いという。
で、ドコモが今やっているのはソフトバンクのよりも小さいらしくて、小さいから風に弱くて台風があると飛ばせないみたいな状況になっていて。
台風にはなかなか勝てない。
っていうことを考えると現状でいうと、Starlink Directが一番いい感じにはなってるっていうことですね。
Starlinkは衛星なので成層圏よりも上から。
大体360〜370kmぐらいから電波を飛ばしている。しかも600機ぐらいがぐるぐるぐるぐる回ってるので、比較的安定してつながるという風に言われてるので。
これは台風がなかった場合は、どちらが繋がりやすくなるんですかね?HAPSとStarlinkは。
速いのは間違いなくHAPSの方が。
距離も近いしってことですか?
近いし、ですね、はい。ただ確実に繋がるっていう意味では、衛星自体は一個一個は断然弱いんですけど、飛ばしてる数が違うのと、ずっと飛び続けているからっていうのがあって。
HAPSはいなくなる瞬間があったりするのでエリアがなくなるんですよ。っていうところがあるんでそういう意味で、確実性で言うと衛星。速さとか快適さで言うとHAPS。と一応言われている。
災害対策的には、雨風が強い時は衛星で、地震とかだったらHAPSの方がいいかもしれないっていう使い分けになるんですかね。
災害対策用に飛ばすは割とありなのかなっていう気はしますね。
HAPSの課題と衛星通信の将来
HAPSに関しては追加で飛ばすみたいなことはできるんですか?エリアを増強するために。
そう、だから、数を飛ばして面展開していくって感じにはなってくるとは思います。ただ、いざという時のために飛行船をどんだけ用意するんだってところがあったりもするので、結構HAPSは期待されてもいますけど、実用するには課題も大きいかなって気がしますね。
戻らないといけないですよね。なので、入れ替えるんでシフト制。
基地に戻らないといけないから、行ったり来たりしないといけないってなると、全員お休みのターンもある?
ならないように、切れ目なく飛ばすようにはするんですが、どうしてもタイミングによっては繋がりづらいとかが出てきちゃう。
ちなみにすごくシンプルな疑問なんですけど、HAPSは肉眼で見ることができるんですか?人工衛星みたいに見えたりするんですかね?
頑張ったら見えるんじゃないですかね。
観測できる。
できると思うんですけど、多分ほぼ肉眼で真っ昼間に見えるかというと厳しい。
まあそれはね、見えないかもしれないですけど。
衛星って夜光っているから見えるのと、それが衛星なのか星なのか見分けがつかないじゃないですか。
ちょっと動いてるからそうかなみたいな形で。じゃ実は私たち知らない間にも、いっぱいその飛行船が飛んでるっていうことなんですね。
ようになるとは思います。
これは大体どのぐらいからスタートした技術なんですか?
ソフトバンクがHAPSやるって言い始めたのは2019年とか、2018年とか確かそれぐらいで。その時って結構だからGoogleとかもやろうとしていて、Googleが飛行船型を一生懸命やろうとしたんだけど、うまくいかなくてやめたって言い始めて。
だけどソフトバンクはその飛行機型で一生懸命頑張っていたのが、いつの間にか飛行船型・バルーン型になったみたいな感じなので、紆余曲折を経ているって感じです。
ただロマンだっていう話もありましたけどね。
2018年2019年ぐらいにHAPSか衛星かみたいなのがあって。楽天が「俺たちは衛星に行くぜ」って言ってる中で、他の会社は「HAPSで行くぜ」っていうのがあったんですが、Starlink Directが出てきてみんな衛星にわーって行って、それをより良くするためにより強い電波を吹くためにHAPSもやろうっていう。やろうっていうか、実用化を。
今のところ優勢なのは?
優勢っていうか両方組み合わせていく形ですね。今後衛星の種類も増えるんですね。いろんな高さで段階的に衛星飛ばすってのもあるので。
こないだドコモがStarlink Directの次のバージョンを2028年からやるって言ってて、それは音声通話も対応するって言っていた。で、今のStarlink Directって、一部のアプリの通信しかできないので音声通話はできないんですけど、それは音声通話もできるようになるってことを考えると、Starlink Directがまた一歩先を行ってしまうのかなっていう気がしますね。
以前番組でもお話ししましたけれども、衛星を使ってずっとYouTubeを見続けるみたいなことができるようになった時に、果たしてそれでいいのかっていう気持ちはちょっとありますよね。
楽天モバイルがやろうとしてるASTはもうそれでね、YouTubeも見れるぜブロードバンドもできるぜって、三木谷さんは言ってるので。そういった世界になるのかっていうところは注目ですね。
この楽天がやっているASTというのは同じ衛星のスタイルということですよね。
Starlink Directと同じだと思ってもらって良いです。
ただStarlink Directは大体ダイニングテーブルぐらいの大きさの衛星が600機ぐらいぐるぐるぐるぐると飛んでるんですけど、ASTはテニスコートぐらいの大きさ、さらにめちゃくちゃ大きい衛星が飛ぶ。
ただし50機ぐらいしか飛ばないんですけど、とはいえテニスコートぐらいの大きさなので、広くエリアをカバーできるし、速度も速いって言い方をしているので、だいぶ同じ衛星なんですけどアプローチは異なるって感じですね。
このままみんな飛んでいくと、宇宙にいっぱい衛星が増えすぎてるっていう問題もあると思うんで。
星空の撮影をするとStarlinkの衛星でぐちゃぐちゃになるっていう。星の軌跡を撮るような写真あるじゃないですか。あれがもういろんな方向に衛星が飛んじゃうっていうので、撮れなくなったらしいです、綺麗な星空が。
もしかしたらそこが今後問題になるのかなという気がしないでもないですね。
災害時につながるサービス
今日はじめの方で複数の連絡先を持っておくべきというのもありましたけれども、東日本大震災の時はPHSがよく繋がり、あと当時使っている人数もそこそこだったTwitterがみなさん連絡手段として良かったというのもありますけれども、何かおすすめってありますか?
もちろんSMSで、電話番号でやり取りするっていうのもありますけど、レアなものの方が繋がりやすい可能性もあるんですかね?
そうですね、だから、日本のユーザーが少ないサービスを使うっていうのは、一ついいのかな。
WhatsAppとか。
WhatsAppはいいかもしれない、サーバーが海外にあるんですよね。
WhatsAppって飛行機の中でもサクサク繋がる、みたいなイメージもあったりしますけど、でも日本の友達と連絡が取れないしなって。
みんな使ってないんで。
使ってなかったりするんですよね。
Facebook Messengerとかもおすすめです。日本に置かれているものって災害時に混む傾向があるので、海外のサービスと日本のサービスを組み合わせるってのは割といい。
韓国のカカオトークとか。
Viberとかもありますね。
Viberは最近あまり使ってる人見ませんが、iPhone 3Gや3GSの頃はみなさん使ってましたけど、ちょっとレアなものを狙って入れておく。
そうですねだからそういった大切な人と繋がるための連絡手段も重要だし、あと最近ちょっとXが地震の時に使い勝手悪くなった。昔はもうね揺れた瞬間にX見たらみんな揺れた揺れた言ってたんですけど、全然そんな表示されなくなったので、もうちょっとリアルのみんなの状況がシェアできるSNSが出てきて欲しいなと思いますね。
でもその場合サーバーは日本にない方がいいっていう。
そうなんですけど。
じゃあイーロンマスクに日本に関しては地震の時に地震を優先的に、「揺れ」ってきたらそれを表示してくれるようにみんながお願いするとかあっても良いかもしれません。
LINEはね災害対策用の伝言板とかもありますけれども、テストの期間もあったりするので、それをちょっとやってみるとか。
あと今番組お聞きの方は大切な方と普段使わないアプリのIDを交換しておくっていうのはありかもしれませんね。
一応各キャリアも災害伝言板をやってるので、あれ結構もっとみんな使った方がいいなっていうのがあって。
あと音声の伝言板もありますね。そういうものも使ってみる。あとはこの機会におさらいして、どんなものがあるのかなっていうのを調べてみてもいいかもしれないですね。
家族と、「こういう時にはこういう連絡手段でいこうね」っていうのは、決めておいた方が。
何かあったら避難所はここに集まろうねと、同じ感じで見直すのは大事ですよね。
あとはさっき話題になったポータブル電源もですけど、時々ちょっと通電させて充電しておくのが大事だと思いますし、最近家の中に置いといたら、あったかくなっちゃったりとか、ちょっと日差しが強くてエアコンをつけてない時に危ないなって思ったことがあったので。
爆発するかもしれないんで。
ポータブル電源の見直しも必要かなと思ったりしました。
なかなかあの手のものってね、最近ちょっと爆発しそうで怖いじゃないですか。
だからちょっと小まめに使えるかどうかを確認しながら、使わなくなったものはまたリサイクルに回していくみたいなところも必要かもしれません、そういう意味では普段持っている、モバイルバッテリーもちょっと変だなと思ったら、すぐリサイクルに回すっていうところでの、自分が災害元にならない工夫みたいなものも必要かもしれません。
エンディング
そろそろお別れの時間となりました。石川さん北さん今日の放送いかがでしたか?
災害が起きて、でもその中で着実にいろんなキャリアの対策もスムーズになってるなっていうのは、今回の熊本地震を見て思いましたってところで、今後も備えをしっかりやっていきたいなと思いました。
あとは私たちがそれをちゃんと知っておくってことも大事ですね。石川さんいかがでしたか?
さっきもちょっと出ましたけど、スマートフォンの中に2回線ぐらい入れとくっていうのは、やっぱり重要なのかなと。もちろん同じキャリアではなくて、別のキャリアで2回線入れておく。
最近一つのキャリアで安く維持できる仕組みもあったりもするので、そうすることによっていざという時も確実につながる…、かもしれないっていうところもあったりもするので、まずは2回線ってのがおすすめかもしれないですね。
そうだStarlink Directをやろうと思いましたね。
そうですよね。備えあれば憂いなしというところでみなさんもぜひ見直してみてください。それではまた来週もこの時間にお会いしましょう、お相手はパーソナリティーの弓月ひろみと。
スマホケータイジャーナリストの石川温と。
INNOMOの北真也でした。
それではまた来週。
