ヘテロジニアスネットワークとは
ヘテロジニアスは「異なる種類のものが混ざっている」という意味です。携帯電話の分野では、広い範囲を担当するマクロセルと、狭い範囲を担当するスモールセルなど、特性の異なる基地局を組み合わせるネットワークを指します。HetNetと略すこともあります。
広さと容量を両立する
マクロセルは広いエリアをカバーするのに向いていますが、人や通信が集中する場所では容量が不足することがあります。マクロセルのエリア内にスモールセルを追加すると、駅・商業施設・イベント会場などの通信をスモールセルで受け持てます。広いエリアを保ちながら、通信が集中する場所の容量を増やす方法です。
オフロードとの関係
通信の一部を混雑している設備から別の設備へ移すことをオフロードと呼びます。基地局を増やすだけでは十分ではなく、電波の干渉を抑えることや、端末の接続先を選ぶことも重要です。マクロセルの通信をスモールセルへ分散するのは、オフロードの一例です。
ミリ波やC/U分離との関係
広域をカバーしやすい周波数と、限られた場所で大容量通信をしやすい周波数を組み合わせる考え方とも関係します。C-planeとU-planeの役割分担は、設備を連携させる方法の一つです。
ヘテロジニアスネットワークはミリ波専用の仕組みでも、複数の周波数を使うことだけを指す言葉でもありません。特性の異なる設備を組み合わせて、エリアの広さと通信容量を補うネットワークです。
