モバイル用語集 技術・規格

基幹網

読み
キカンモウ
英語・正式名称
Backbone Network

基幹網は、都市・地域・主要拠点を大容量の回線で結び、多数のアクセス回線から集まる通信をまとめて運ぶネットワークの中核部分です。

基幹網とは

基幹網は、都市・地域・主要な通信拠点を大容量の回線で結び、多数の利用者や基地局から集まる通信をまとめて運ぶネットワークの中核部分です。「バックボーンネットワーク」とも呼ばれます。

道路に例えると、家庭や基地局へ伸びる回線が生活道路、地域内のネットワークが幹線道路、基幹網が都市間を結ぶ高速道路に当たります。基幹網の障害は広い範囲へ影響するため、大容量だけでなく高い信頼性が求められます。

アクセス網との違い

アクセス網は、家庭・企業・基地局など利用者に近い場所を最寄りの通信拠点へつなぎます。基幹網は、アクセス網から集まった通信を長距離・大容量で別の地域やネットワークへ運びます。

両者の境界は事業者の設計によって異なります。都市圏内を結ぶメトロ網を、アクセス網と基幹網の間に置く構成もあります。

光ファイバーで大容量化する

現在の基幹網では光ファイバーが広く使われます。WDMで複数波長の信号を1本のファイバーへ通し、光増幅器やデジタルコヒーレント技術を組み合わせることで、長距離・大容量の通信を実現します。

需要が増えたときは、伝送装置の更新、波長の追加、回線ルートの増設などで容量を拡張します。物理的なケーブルだけでなく、通信を制御・監視する装置も基幹網の一部です。

障害に備えて経路を分ける

1本のケーブルや1つの局舎へ通信を集中させると、切断・故障・災害時に広い範囲が停止します。そのため、異なる経路へ回線を分け、障害時に迂回できるよう冗長化します。見かけ上は別回線でも同じ管路や橋を通っていれば同時に切れる可能性があるため、物理ルートの確認も重要です。

モバイルのコアネットワークとの違い

モバイル分野のコアネットワークは、加入者認証、通信制御、インターネット接続などを担う機能群です。基幹網は通信を大容量で運ぶ伝送路を中心に表すため、両者は重なりながらも同じ意味ではありません。

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出典・確認情報

内容確認日 2026年8月24日

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